ソチ五輪で夜更かしが過ぎて、喘息が一向に良くならないのが悔しいが、
選手たちの大活躍は、とてもうれしい。
ジャンフの葛西選手が銀メダル、飛型点の差で惜しも金メダルを逃したが、
頑張っているのは若いものだけじゃないぞ!という彼の意思が見えて素晴らしい。
どの競技の選手もよく頑張っているなと、心から応援している。
メダルを取るに越したことはないが、五輪の選手に選ばれただけでもすごい
ことなのだ。才能に恵まれ、その上に努力を重ねて掴み取った栄光だとおもう。
自分の身に置き換えて考えてみる。
スポーツの才能もなく、体力にも恵まれていない私にはスポーツ選手になれる
見込みなど全くない。
私がやってきたスポーツと言えば、弓道、エアーライフル、ゴルフ、ローンボウ
リングぐらいのものだ。
弓道は才能があるといわれたが、猿手でない私の場合は強い弓がひきにくく
やはり上級を目指すのは無理だと思った。
ゴルフは才能がない。パッティングは下手な方ではないが、そのほかはまったく
下手くそだ。
才能的にはエアーライフルは、努力をすれば国体の選手にはなれるとおだてられて
いたが、35歳を過ぎてから始めたもので、仕事も忙しく、選手になるほどの努力も
しないままに終わった。
豪州でのローンボウリングは、クラブの連中から「凄い才能」があると褒められて
いたが、60歳を超えてから始めた競技である。
しかし、これをやっていたおかげで、五輪のカーリングを観ていても次の作戦が
読める。カーリングとローンボウリングは、氷の上と芝生の上、転がす球が違う
だけで、やり方はほぼ同じなのだ。
それにしても、オリンピックという舞台に立てた選手は凄いと思う。
オリンピックに出られたからと言って、メジャーへ行った田中マー君のように何十億円も
懐に入って来るというわけではない。
ほとんどの選手は苦しい懐具合の中で努力を重ねているのだということを、私は知って
いるし、忘れない。