スポーツはどれも大好きだが、駅伝とマラソンは特に好きかも知れない。
ひとは「2時間以上も走っているだけのものを観ていておもしろいか?」というが、
面白いから面白い。マラソンや駅伝の結果だけを知っても面白くもないだろうが、
初めから見続けることで楽しみが倍加する。いや、10倍になる。
毎年の高校駅伝を見逃したことなど一度もない。必ず10時からの
女子駅伝、12時からの男子駅伝にチャンネルを合わせる。
兵庫県の須磨高校は第3位となり、17年連続8位(入賞)以内を継続している。
今年の男子の勝負は、まれにみるアンカー勝負となって、4人がトラック勝負
という信じられないものになった。最後にあれだけスパートできるというのもすごい。
で3校とも1秒差というすさまじいもので、2時間3分台というすごい試合だった。
5分台なのだから、実力を発揮していたといえる。 上位チームが、実力以上に頑張った
ということだろう。
それにしても、西脇工業の監督の暴力行為があったということが残念である。
選手を育てるうえで、少々の暴力は仕方がないという人が多くいるようだが、その
考え方はおかしいということをしっかりわかってほしい。
前にも書いたが、豪州のように人口が少ない(日本の10分の1程度)であれだけ
オリンピックで活躍する国では、選手たちはのびのび育てられている。叱咤激励が
選手を育てるのではないのだ。だから決して監督やコーチによる暴力はない。
暴力のないのが世界の常識なのである。
それにしても広島の世羅高校のカマイシは速かった。普通車競争にスポーツカー
が加わった感じで、あっという間に抜き去り、離してしまった。世羅高校の独走かに
思えたが、45秒差を追いつき、4校のトラック勝負となったことは何よりだった。
留学生の力を頼りにしている学校に優勝させなかった、3校の頑張りに拍手を送りたい。
今度は都道府県対抗の駅伝がある。
(女子は、2014年1月12日(日)男子は、2014年1月19日開催)
中学生、高校生、大学生、社会人総合の勝負だけに面白い。
一人でも多くの人たちに観てもらいたい。
都道府県駅伝で活躍した選手たちが、高校へ入学したり、大学入学
で箱根駅伝を走り、社会人となって駅伝を走る。中学生からずっと追いかけ
をしているだけに、彼らや彼女らの成長に目を細くして楽しんでいる。