中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

食材偽表示・ブルータスお前もか・・

 阪神・阪急関連の食材偽表示が問題になってから、
大丸、三越高島屋…出るは出るは、次から次へと偽表示が
明るみになってきた。あまりにも出てくるので、ブルータスお前もか・・
という感覚で、会社名さえ覚えられない。
 
最初に問題となった阪神・阪急の場合、悪いイメージが強烈に残って、
当分の間は営業に響くだろうが、あとから明るみになった各社の場合は、
なんとなく「やっぱり」という感じだけで見過ごされてしまうような感じがして
不公平感がある。
 
 それにしても油脂注入の牛肉はひどすぎる。加工牛肉をいかにも
高級肉のように表示するのは許し難い。それを美味しい?と感じた客の
舌のいい加減さにも問題があるのかも。
 そもそも、脂肪たっぷりの霜降り牛肉がよいものだと考えているほうが
問題なのだ。
 歌手の布施明さんの話だが、アメリカ生まれのアメリカ育ちの息子を日本に
連れてきて高級ステーキを食べさせたところ、一口食べるやいなや吐き出して
「お父さん、これ腐っているよ」と言ったという。
 
 私も長い外国生活から帰国して、すぐに高級牛肉を買って帰って食べた時に
同じような感じがしたものだ。アメリカのNYステーキは旨いと私も思う。
 霜降り牛は、見た目だけでは、良いものかどうか判断が難しい。霜降りが
あるから良いものとは言えないということを知っておいたほうがよい。
 本物の霜降り牛肉がうまいのは間違いないが、油脂注入でなくとも、見た目の
霜降りだけでは、判別が難しいものだ。
 
 そもそも、高級肉になる牛は、遺伝子によって左右される。旨い肉を作り出す
牛の遺伝子が大切なのだ。そういう高級肉には「保証」がついている。
 以前は淡路島には大きな牛の市があった。良い種牛がいたので、旨い肉もあった。
丹波でも同じ流れがある。
 松阪牛というが、元をただせば、淡路や丹波の流れを汲んでいるのではないかと
思っている。