中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

クジラ漁から世界の食文化を考える

 先ほど豚コレラ問題を書いたので、私たち人間が生きていくうえで

重要な役割を果たすタンパク質という食材について考えてみた。

あまり知られていないが、タンパク質と言うのは1種類ではなく何万種類

とあるようなのだ。わたしたちの身体もタンパク質でできている。

細胞の中の核に収められてるDNAは、タンパク質をつくる設計図が

収められていると、簡単に言い切ってもいいほどなのだ。 そう、身体に

必要なたんぱく質は自分の体の中で作られるのであって、タンパク質が

含まれる食材を食べたから、それでいいというのではない。

 たとえば、牛肉を食べると牛のDNAが人間に入って、人は牛になって

しまう・・かも知れない?? 実は食べたものが、胃から腸などが、これらの動物などのタンパク質のDNAをずたずたに切っているから人が牛や豚にならずに済んでいる。動物などのDNAをそのまま人間に入らないようになっている。(とても簡単に書いているが、知りたい人は、ちょっと調べればする分かる)

 突然、話を飛ばすが・・日本がクジラを捕獲すると西欧諸国から猛烈な

反対運動が繰り広げられる。もちろんイルカの場合も同じだ。どうして

クジラやイルカはよくなくて、ワニやカンガルーは良いのかと、日本人はおもう。これらは良いとか悪いとかの問題ではなくて、長い歴史のなかで、それぞれの民族がなにを食って生きてきたかと言うことと関連がある。日本のような国では、クジラやイルカを食べざるを得なかっという

過去がある。クジラの場合、西欧諸国はクジラの油だけを摂って、あとは

捨てていたのだが、日本の場合は「すべて」無駄なく食していた。

戦後の食べ物がない時代など、クジラの肉で日本人のタンパク質が確保

出来たと言ってよいほどだった。イルカはかなり以前に食べる習慣を

なくしたが、昔は貴重な食材だったようだ。クジラの場合は、私自身が

良く知っている時代だから、クジラさんありがとう、、という気持ちはある。 日本人は以前は豚などあまり食べなかった。牛だって、だれもが食べるようになったのは歴史的には比較的浅い。 

 日本人は海草をよく食べる。昆布だってワカメもヒジキもそうだ。あらゆる海草を利用してきた。ところてんだって海草だ。 ところが西欧諸国

ではほとんど食べない。海草を食べる国は世界でも以外と少ないようだ。

日本はひもじかったから、海草を食べてでも生き続けようとしたのだろう。結果としては、海草を食べてきたということは素晴らしいことだったとおもう。 どういう食材にしても、すべて「生き物」だから、大切に

食べて感謝したいとおもう。生き物たちからいただいた食材が、血管を

通して体内の各細胞に運ばれる。そしてDNAの設計図にに従って、必要なたんぱく質を体内で作られて、私たちは生きている、感謝以外にはない。 日本人の場合、羊を日常的には食べない。アラブなどイスラム国では牛や豚は食べないが羊は日常的に食べる。それも若い羊の新しい肉をだ。その若い羊を大量輸出しているのはニュージランドでありオースト

ラリアなのだ。なにが良くて何が悪い?「正義」の定義と共に難しい問題ではある。