中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

山本議員の直訴?を考える

 山本太郎参院議員が秋の園遊会天皇陛下に手紙を手渡しことが
問題視され、大騒ぎとなっている。
 はっきり言って、山本議員の行動は軽率だったということだ。
 福島第1原発事故をめぐる現状を陛下に知っていただきかった、と
彼は言っているが、陛下は原発関連情報などはすでにご存じなのだ。
山本議員は、園遊会の席では、お話しする時間がないので手紙と
してお渡ししたと述べている。
 「皇室の政治利用」だ、などの批判が出ているが、現在の天皇は政治利用
できるお立場にはいない。憲法を知らない、田中正造足尾銅山鉱毒問題を
天皇に直訴した明治時代の政治家)を真似たらしいという批判さえ、馬鹿らしいほど
彼の行動は軽率だったのです。
 両陛下と1時間も話し合った私の経験から言いますと、両陛下はものすごく
優れたお方だということです。巷間で無責任に噂されるような凡才ではなく、とても
秀でた才能の持ち主だということです。
 その陛下に、手紙に書いて原発現場のことを知っていただきかったという、山本議員
は、なんとボンクラなのでしょう。陛下は科学者でもありますし、山本議員が知っている
ような情報以上のことを知っておられるはずなのです。
 山本議員はとても失礼なことをしたのですから、素直に反省しましょう。
そして、ほかの議員たちも、これ以上に騒ぐのをやめましょう。あまりにも馬鹿らしいから。
騒いでいる議員たちも、陛下とじっくり話したこともないはずですから、天皇をよく知らない
のではないでしょうか。