阿部首相の人気の秘密は、なんといってもパフォーマンスの演出
のうまさと断言的発言ではないかと思う。福島における「汚染水は港湾内にコント
ロールされている」とぬけしゃしゃといえるところが何とも自信たっぷりに見える
のだろうが、私には、彼のすべてが、このようなはったり発言に見えて仕方がない。
このタイプの首相は日本人では珍しい。小泉さんも同じタイプであったが、
やはり人気者だった。
だから、国民のために何かができるというものではない。
している。その理由は明らかだ。
アメリカ政府に盾突いて政権が長持ちした例はない。１００％と言い切ってよいが、
アメリカ政権に逆らえば、その政権は２年と持たない。
何度も書いてきたことだが、アメリカは毎年、日本政府に対して「要望書」をだして
来た。８年ほど前までは、在日アメリカ大使館のホームページに掲載されていたが、
今では国民には知られないように、直接手渡しとなっているので、その内容が知られて
いない。
しかし、阿部政権が進めようとしていることは、すでに１０年も前からアメリカが
要望書に書いてきたことそのものであり、アメリカ追従は明らかだ。
もっとも日本に大きな影響を与えるＴＰＰ交渉だが、ＴＰＰというものは１０年前には
なかった。５年ほど前から、アメリカが各国をうまくまとめるために捻出した、アイディア
だといえる。
このＴＰＰでは、日本は大木の影響を受けるだろう。医療、農業が騒がれているが
どのように問題なのかを、順次書いていこうと思う。
今では物価は上がり続けている。そして今度は消費税８％時代～１０％へとなる。
気分だけの「景気良さ」だけで、実入りは増えない。貧乏人は」だんだん苦しい生活
を余儀なくされる。なのに、貧乏人ほど阿部支持者が多いのも不思議なものだ。
