中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

日本には・・もう・・救いがない。

 総選挙の最終結果は、まだ分からない。
しかし、とんでもない結果になりそうだということだけは明らかだ。
私はこれまで、JAニュース新聞やブログで、戦争に突入したのも
今の不景気も国民が馬鹿だったからだと厳しいことを書いてきた。
 あの悲惨な戦争も「東條がやった」ということにして責任逃れをしてきたが、
本当は国民が馬鹿だったから起こった戦争だった。
 話を現代に戻そう。
小泉さんの「郵政民営化解散」の時に、国民は自民党に300を超える
議席を与えてしまった。郵政民営化なんて、アメリカの要求にこたえて
いるだけで、国民に何の利益も生じないと、当時も強く書いた。
 結果を見れば一目瞭然だ。郵政民営化によって、国民が得たものは
なにか。何もない。それよりか、過疎地においては不便さが増しただけだ。
どうして国民は、考えないのだろうか。小泉内閣に300を超える議席
与え、前期高齢者とか後期高齢者などという差別的保険制度まで作られて
しまった。
 その時の批判が、次の選挙で民主党に300を超える議席を与えてしまった。
では、民主党が全く駄目だったのか。今回の総選挙で、かくも惨敗するほど
つまらぬ政治をしたのだろうか。
 民主党が受け継いだ「仕組み」は、すべて60年以上にわたる自民党
政権が作り上げたものだった。がんじがらめの「仕組み」は、そう簡単に
変えられるものではない。
 2年間、その仕組みの中で「公約も果たせない中で3・11が起こった。
阪神淡路大震災の規模ではない、ほとんどだれの記憶にもない、飛んでも
ない地震だった。そして大津波だった。
 これだけでも大変なのに、史上初めてという「原発事故」が発生した。
では、あの時に自民党なら、上手に対応できたのだろうか。原子力政策
も、危機対策も自民党が作り上げた「仕組み」だった。
 私は、菅さんの取った処置はそれほど間違っていないと思う。管さんだった
からこそ、原発を止ることもできた。
 戦後の総選挙の中で、今回ほど圧倒的に保守が増え、革新が減った例は
あまり見ない。
 自民、公明、民主、維新・・・ほとんど保守派である。憲法改正に手が
届くところにある。
 もちろん、原発はこのまま続けられることになる。国民がそういう結果を
選んだのだから。
 どこかで大地震が起きて、次の原発事故が起きるまで、日本国民は
目を覚ますことがないだろう。
 「空気」を読む「空気を読めない」などと言う。あっち、こっちに流される
空気のように、掴みどころがない国民だ。風に流されてしまう人が多すぎる。
もっと歴史を(学校で教える歴史ではない)学んでほしい。賢くなってほしい。
そうしないと、・・・いや・・もう・・日本には救いがないだろうと・・思っている。
小泉内閣の時も「小泉さんではだめだ」と断言した。今度も断言しておこう。
「阿部内閣では、駄目だ」と。