中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

何のために生きるのか(1)

 人は、何のために生きるのでしょうか。
きれい事を並べるといろいろあるでしょうが、結局、人は自分のために
生きるのです。自分の命をつなぐために、食べるのです。食べるために
働くのです。働かないで食べるなどと言うことは、この自然界にあっては
ならないことなのです。アフリカの動物たちも、食べるために働いています。
生きるためには、働くというのはとても自然なことなのです。
 ところが、この仕事は自分には向かないとか、職場が気にくわないと
いう理由で辞めてしまうことも少なくありません。しかし、自分(家族も)が
食べていける備えがないのに、好き嫌いだけで職場を変えることは、とても
難しいことです。
 結局のところ、生きていくために、命をつなぐために食べる。食べるために
働くという構図は崩すことはできません。親の脛かじりをして生きている人は、
自然界ではあり得ない不当な行為だと言えるかもしれません。
 さて、生きるために働くことだけでは、生きている意味がないのではと、考える
人があるとすれば、その人は、動物から人間に格上げされた人と言える
でしょう。人は、自分のためだけに生きているのではなく、支え合って、生きる
ことができてこそ、人間らしいと言えるのかもしれないからです。
 社会のため、人のために自分の財産や時間を使う行為というのは、誰もが
簡単にできることではありません。
 ボランティア活動は、自分の大切な「時間」を人のために使うとても高尚な
行為だと思います。「時間」を何のために使うかは、その人の人間性
もろに表します。自分の楽しみだけに「時間」を使う人の方が多いのでしょうが、
それでよいのでしょうか。