中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

私流生き方(143)教師集団の問題点

(143)
教師集団の課題
 
問題の教師はいつの場合も一部の教師たちです。ほとんどの教師は生徒のために真剣に取り組んでいるのです。何か学校で問題が起こると、寄って、たかって学校や教師集団を叩くけれども、それでは一生懸命教育に取り組んでいる教師たちが気の毒です。
しかし、真面目に取り組んでいる教師にも問題があるのです。かつて黒木君が言った「センコーはお互いに傷をなめ合っているじゃないか。センコーは俺たちのことより仲間のほうが大事なんだ!」という言葉は、的を射ているのではないでしょうか。一般には許されないことでも、お互いにかばい合い、許し合ってしまうことがあるように思います。それだけ仕事が厳しく、お互いがいたわり合ってしまうのかもしれません。
一人の生徒を教師の責任でだめにしてしまうことがあるとすれば、それはその学校の連帯責任だという認識を世の教師たちに持っていただきたいのです。そうなれば担任の責任だとか、学年単位の責任だとかいう責任のがれができなくなって、お互いが戒め合うことになるでしょう。
一部の問題の教師を「労務」の問題と混同してしまうと、傷つき倒れてしまう生徒が増えるでしょう。
傷つく生徒が増えると学校が荒れ、他の多くの教師も疲れてしまうでしょう。小学校で失敗があれば中学校は荒れ、教師はより管理を強めるでしょうし、生成順に輪切りにして高校へ送れば学校格差がつき、底辺校、困難校が生まれてしまいます。
教師には、「先生」という名に憧れた人がなるのではなく、子供たちが好きだという人たちになってほしいと願っています。