学校で学ぶことだけを「学ぶ」ことだと勘違いしている人の
ことをかいた。学ぶことは一生かかるもので、ある時期だけの学
びで終わるものではない。
では、学校以外で何をどう学ぶのか。
まず読書である。図書館に行けば分かるが、どうしてあんな
にも沢山の本があるのだろう。本の数だけ、私たちの知らない世界
があると言うことを、まず知っておかなければならない。学校で学
んだだけで世の中が分かるほど、世の中は狭くない。大学を卒業した
レベルで(大学にも格差がありすぎて、一概に論じなれないけれど)
知っておかなければならない、世の中の知識の百万分の一も持って
いないと言うことを、自覚することから、本当の学びが始まる。
例えば恋愛小説だって一つの人生経験の疑似体験をすることに
なる。一生の内そんなに何度も恋愛はできないが、小説による疑似
体験によって、様々なことを学びとることができる。恋愛小説はつま
らないと言う人もいるだろうが、それはつまらぬ小説を読んだからで
あって、優れた作品には、優れた疑似体験があるものだ。
読書を勧めるがハウツーものの読書はお勧めしない。人生の指標
になっているようで、つまらない指南書が多く役に立たないといって
も過言ではない。読書をしていると言う人の中でハウツーものをたく
さん読んでいる人は、その人の知識は内容の浅いものであり、その人
自身が「浅い人」と言ってよい。
ものごとを深く知るための読書が大切なのだ。そのためには「興味」「関心」を持たねばならない。読書はすべて興味、関心から始まる。
あることに興ことが求められる。そのジャンルを少なくとも10~20
冊読むと、関連したなにかに関心を持つことになる。
そしてそのジャンルの本を10~20冊読む。こんなことを繰り返
しているうちに、あるジャンルの本と関連本を年間に80~100冊
も読めるだろう。
私はこうして、年間300冊以上を読み続けてきた。