中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

「学ぶ」「読む」「経験する」(9)

  学校で学ぶことだけを「学ぶ」ことだと勘違いしている人の
 ことをかいた。学ぶことは一生かかるもので、ある時期だけの学
 びで終わるものではない。
  では、学校以外で何をどう学ぶのか。
  まず読書である。図書館に行けば分かるが、どうしてあんな
 にも沢山の本があるのだろう。本の数だけ、私たちの知らない世界
 があると言うことを、まず知っておかなければならない。学校で学
 んだだけで世の中が分かるほど、世の中は狭くない。大学を卒業した
 レベルで(大学にも格差がありすぎて、一概に論じなれないけれど)
 知っておかなければならない、世の中の知識の百万分の一も持って
 いないと言うことを、自覚することから、本当の学びが始まる。
  例えば恋愛小説だって一つの人生経験の疑似体験をすることに
 なる。一生の内そんなに何度も恋愛はできないが、小説による疑似
 体験によって、様々なことを学びとることができる。恋愛小説はつま
 らないと言う人もいるだろうが、それはつまらぬ小説を読んだからで
 あって、優れた作品には、優れた疑似体験があるものだ。
  読書を勧めるがハウツーものの読書はお勧めしない。人生の指標
 になっているようで、つまらない指南書が多く役に立たないといって
 も過言ではない。読書をしていると言う人の中でハウツーものをたく
 さん読んでいる人は、その人の知識は内容の浅いものであり、その人
 自身が「浅い人」と言ってよい。
  ものごとを深く知るための読書が大切なのだ。そのためには「興味」「関心」を持たねばならない。読書はすべて興味、関心から始まる。
 あることに興ことが求められる。そのジャンルを少なくとも10~20
 冊読むと、関連したなにかに関心を持つことになる。
 そしてそのジャンルの本を10~20冊読む。こんなことを繰り返
 しているうちに、あるジャンルの本と関連本を年間に80~100冊
 も読めるだろう。
  私はこうして、年間300冊以上を読み続けてきた。