中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

夏の暑さに思う

  毎日30度を超す暑さの中で、少々バテ気味になっている。
私は日記の中にその日の最高気温と最低気温及び湿度を
記録している。5年日記なので、最近5年間の比較ができる。
  今年の暑さが格別かと言うとそうではない。7月初旬は例年を
上回る暑さだったが、その後はおおむね最高気温は例年を下回る
日も多い。最低気温が例年以上に高い気もするが、平均すると
今年が酷暑と言うほどのものではないようだ。
  数字的にはそうなのだが、身体の方は「今年は酷暑」と言っている
ような感じでしゃんとしない。
  何もかも加齢のせいにはしたくないが、つまるところ加齢が原因
だろうとおもう。歳をとると誰もがこのような身体的能力の衰えを感じ
ながら、それでも生きている。
  若い時には想像もできなかったほど加齢による体力の衰えは
進む。思い返してみると60台を超えたころにも加齢を感じたことは
あったが、それでも今とははっきり違う。週に3回はゴルフ場に足を
運び、18ホール自分でカートを引きながら歩いてプレーをしていた
ものだ。ごフルが終わってから深夜まで麻雀につき合っていたものだ。
  今考えると、同じ加齢を感じるのでも程度が違う。やはり年齢と
言うものは、見かけの衰え以上に体力を喪失させる。
  このような体力の喪失を実感させられ、あちらが痛いこちらも痛い
などと言っているうちに、死と言うものを素直に受け入れられるように
なるのだろう。
  読者の近くに75歳を過ぎた高齢者がいる場合、見かけ以上に
大変な日々を過ごしていることに思いを馳せ、いたわってあげてほしい
ものである。
  だがしかし、高齢者と言うものは、生きた長さだけ多様な経験を
積んでいる。若い人たちには想像できないほどの経験がその頭脳の
なかに蓄積されているものだ。そのような経験をどんどん汲み取って
自分の糧にするのが若者に求められることでもある。
 どれほど経験が違うか、ある一つの事象をテーマにして語り合うと
分かるのではないか。
  節電が叫ばれているが、昔はクーラーも扇風機もなかった。終戦
年の暑さと言ったらすごかった。それでもみんな生きてきた。
  節電と言うより、電気に甘えすぎない生活が大事なのではないだろうか。