中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

島田伸介事件に思うこと

 ご存じのように、島田伸介さんはかつてのヤクザとの交流があった
ことを認め芸能界から引退した。
 この件について巷では「当然だ」との声もあるが「かわいそう」
「もったいない」と言う意見もかなり多いと聞くから驚きである。
 私は、はっきり「当然である」と態度を明確にしておきたい。
日本と言う国に住んでいて、社会の中である程度の活動をしていると
どこかで必ず「やくざ」に絡む場面が出てくるものだ。
 外国滞在中に日本について質問された項目の中で一番多かった
のは「部落問題」であり次いで「日本の銀行は大丈夫か」だった。
まだ日本の大手銀行がAAAの評価を受けていた時代である。
彼らの指摘通りに日本の銀行の多くが破たんした。
 3番目に「やくざ」の質問を受けた。外人は、日本人よりも日本国
内のことにくわしい。特に、日本の株式を持っているような人たちは
とても詳しく調べていて、情報も早い。
 そして、その内容は、日本人が持っているよりシビアなものだった。
「やくざ」は、日本の政財界に深く食い込み、日本の将来を危うくさせ
いると彼らは分析していたものだ。
 一般庶民には関係ないと思っている人たちは「世間知らず」といっても
良いだろう。
 やくざは、私たちの生活に深く関わっていることを、この機会にもっと
知るべきだろう。
私は「私流生き方」の中にかなり詳しくヤクザとの対決を書いてきたが、
やくざをのさばらせwているのは、島田伸介のように、自分が困った
時に、その解決をやくざに依頼する輩が多いからでもある。
 「何か困ったら、知り合いのやくざに頼めるから遠慮なく言ってください」
などと、ヤクザとの付き合いがあることを誇りに思っている連中もいる。
 困ったら「やくざ」に頼む体質が日本中にあるという現実を知ってほしい。
だからこそ、島田伸介の場合は、絶対に許してはいけないことなのだ。
本人は「この程度」と言っている。やくざと関わっている人たちは、この程度
ぐらいの軽い気持ちでいるという証明でもある。
 やくざに依頼して物事を解決してもらった連中は、政財界にも数多い。
これを機会に、その様な政財界の汚れた部分も洗い出してほしいものだ。
 株式総会と言えば、必ずと言ってよいほどやくざが絡む。今では総会屋
などと露骨には言わず、一般市民のような顔をして出席しているが、一旦
何かがあれば、彼らが「整理」する。
 やくざは、日本の生活に深く関わっている「だに」なのである。