嘘の診断書が出たという事件に、そんな・・ばかな・・うそ! というような
感想が多いのではないでしょうか。
わたしもそう思いたいのです。
しかし、実際はどうなのか…気になりませんか?
少し古い話を書きますが・・いまを去ること20年ほど前だったかな?
豪州・パースでヨーロッパから政治的な理由で豪州に逃れてきていた
方と夕食を共にする機会がありました。
わたしが当時、西豪州日本クラブの会長をしていたということもあり、
いろんな話を聞きたいということで招待されたのでした。
この話は以前にも書きましたので、覚えておられる方もいるかも・・。
食事が始まるやいなや・・彼はメモを見ながら次々と質問を浴びせて
来るのでした。
10項目ありましたが、その中で、最も強烈な印象が残っているのは、
日本の銀行は信頼がおけるか? 潰れるようなことはないかということ
でした。その当時、私は格付けについての知識があったので、AAAの
格付けを持っている日本の銀行がつぶれるはずはない・・と強調しました。
すると、「あなたの認識は甘い。近い将来につぶれる銀行が出ます」という。
結果的に…そうなった。
「日本のヤクザをどう思いますか。政治を動かす力がありますか?」と
聴かれたので、政治を動かせるまでの力は持っていないでしょう・・と、
答えました。
彼は・・「それも甘い認識ですね」と言ったのです。詳しいことは止めておきますが。
もう一つ彼はこんな質問をしました。
「日本にある、被差別部落についての意見を言ってください」と。
わたしなりに、歴史背景からいろいろと詳しく語りましたが、かれは、「それも
日本の政治を動かしますね」と言ったのです。
彼の指摘は、結果として、あまり間違いはありませんね。
あとは、皆さんの想像力にお任せします。