中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

気になることば(その2)

「・・・・していただいてよろしいでしょうか」と言う言葉が気になると書いた。

今日は、もうひとつの気になる言葉について書こう。

帰国して間もないころ「一万円から入ります」とレジのところで言われて、
思わず「どこに入るの?」と聞いてしまった。
その後、これをあちこちで聞くたびに「その言い方やめてくれないかな」と
頼むことにしている。

先日も、東急ハンズの若い男性が「一万円から入ります」と言うので、何かおかしくない
かい?と尋ねると「何かおかしいですか?」と逆に聞き返されてしまったので、
「一万円をお預かりします」と言った方が良いと思うのだが・・と言うと、彼はすぐに
「一万円お預かりします」と言い直してくれた。

その後、再び同じ売り場に行くことがあったが、彼は「・・・お預かりします」と、
言うように変わっていたので安心したものだ。

「横断歩道みんなで歩けば怖くない」赤信号でも、多くの人たちを歩けば危険ではない
と言うが、言葉もみんなが使っているからそれでよいと思っている若者が多いのだろう。
または、正しい用語を習いもせず、教えられもせず今に至っている可能性もある。

上司が若い人たちの教育に尻込みしているうちに、いろんな意味で日本はだめになって
行っている。
電車の中でも、バスの中でも行儀の悪い若者が増えたが、若者が悪いのではなく、
だれも正しいことを教えてこなかったのだとしたら、両親、社会、学校などの大人たちの
責任ではないだろうか。

行儀も大切、言葉も大切。広い社会をしっかり生きていくためには、これらをしっかり
身につけることだろう。大人たちよ、だらしがないのではないだろうか。
原理原則と言う言葉がある。たばこを吸っている高校生を見かけたら、しっかり注意
するのが、大人の役目ではないだろうか。見て見ぬふりする大人は、大人失格者だと
私は考えている。