中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

人の優しさに触れた日だった

 今日は忘れられない人なるかもしれない。

89年間生きてきても、記憶に残るようなことは、それほどないものです。

 今日は妻が入院している神戸労災病院ヘ、衣料品を持っていった。

 まず、エム・ケータクシーに配車をお願いしたのだが、いつもは10分ぐらいで来てくれるのに、今日はかなりの時間待たされた。

 少し思うところがあって、「登山口」を右に折れたところでおろしてもらった。阪急六甲までよりも

300メートル以上近いはずだが、料金は同じだった。

 阪急六甲でタクシーを降りると、横断歩道を渡ってバス停まで行かねばならない。手荷物があるから少しでも歩く距離を少なくしたかったから、登山口の交差点を右に曲がって止めてもらったのだ。

 そこにはバス停があるからで、バスの便も多い系統なので、それは適中し、バスは直ぐに来た。

 ところが病院についてがっくりした。エスカレーターに乗れると思っていたのだが、土日祭日はエスカレーターが止められることを知らなかったのだ。

 そこから病院の正面のそばにある緊急口まで歩かねばならない。

 相当の距離の登り坂を上がって行かねばならない。

 先日救急車で行ったときの帰路、この長い下り坂を歩くのがつらかったが、今日は行きも帰りもこの坂に苦しめられた。

 帰りのバス停で、二人の老婦人が来て、その内の1人が「この方は神戸高校前で降りられるのですが、その際に支えてやっていただけませんか」と私に言うのでお引き受けした。

 彼女は無事にバスを降りた。

 私は阪急六甲でおり、2階の百均で買い物をした。以前からもここに店があることは知っていたが、ひゃっきんとは思っていなかった。必要なし掃除用品が買えて良かった。

 下に降り阪急オアシスで買い物をした。リンゴと柿、じゃがいもなどを買うと重くなった。カートに買い物かごを載せていたのだが、

重い袋を2つ持って隣のタクシー乗り場まで行くのに自信がなくて、入口近くにいた店員の方に

「すみません、隣のタクシー乗り場まで、このカートを使って運んできてもよろしいでしょうか、荷物をおいて戻って来ますから」とお尋ねすると、

私が持っていってあげましょう,とカートを引いてくださった。タクシー待ちの三人が乗ったあとも

なかなかタクシーが来なかったが、タクシー代わり来ましたら、わらしがコレウィ載せてあげますからねと一緒にタクシーが来るのを待ってくださった。

 ひらがな3文字のお名前だった。

タクシーをに乗りマンションまで戻ると、運転手がエレベーターのところまでお運びしましょうと運んでくださった。

 行きはよいよい帰りは怖いではなく、坂の上り下りには辛い思いをしたが、帰路は優しい人たち3人にお会いできて気持ちが良かった。