このタイトルで書くのは今回で最終回といたします。
骨折と、偽関節以外に思い至る病気が新たに起こったわけでもないのに、突然のように立ち上がれなくなり、食欲まで失せて、どんどん激痩せしてしまって、何がなんだか、訳がわからないと言うことが、3月23日の夜から起こった。
こんなことが誰にでも起こりうることかどうかは知らないが、ある程度の医学知識を持っていると自負しているが、全く思い当たらなかった。
主治医も同じで、私を見て(もう駄目だと思った)と言う。今こうして元気でいるのが不思議だと言う。
気力や生命力と一口に言ってしまえば簡単だが、不思議というのが正しいかも知れない。
もしも、病院に担ぎ込まれていたら死んでいたかもしれないと思う。
自然態の中で、注射や点滴も受けずに来たのが良かったようにも思える。
食べる力が出て来て、ぐんぐんと良くなった。
口が乾いて、話せなくなったのが一番辛かったが、ガムを買って来てもらって、ガムを噛んだのが、口の乾きを抑えただけでなく、食欲が湧いてきたきっかけのようにも思える。
上向いて寝ている老人にガムを噛ませるというのは心配かもしれないが、私の場合は大正解だった。
良くなってからはガムを噛まなくなったが。
それに、栄養補助食品(カロリーメイト)も体力を支えてくれた。
約2ヶ月間、朝にカロリーメイトを食していた。
なにはさておき、もうアカンと、本人も医師も思った人体が、今こうして元気になっている現実はお知らせしておきたい。
何が何でも生きてやると言う思いが、こういう結果を招くのだとしたら、どんな場合にも、周囲の優しさが本人に活力を与えるのだと思います。
周囲から頂く優しさは、神様からの贈り物のような気がします。
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