全国の自宅療養者が増え続け、とんでもない数字になってきた。
菅首相が、基本的に自宅療法とすると決定したのが8月2日だった。
首相の決定は、医療の崩壊を意味するものだった。
増え続ける患者数。
デルタ株による重症患者の増加によって、にっちもさっちも行かなくなているのが日本の現状なのです。
昨年に、中国のような野戦病院的なものを各都道府県に作っておくべきではないかと書きましたが、
今、そういう事態になっています。
しかし、厚労相が言う屁理屈がトンデモナイ時代遅れで呆れます。
今後どの県でどれだけ感染者が増えるかわからないから野戦病院など作れないと厚労相が言うのです。
備えるという意識がまったく無く、後手後手しか対応しない施政が表れている。
実は、中国が約十日間で作った火神山医院(1000床、東京ドーム半分程度)皆神山医院(1600床)洪山体育館、武漢国際会展には、コンテナ型の3600床などで対応したことは当時のニュースでよく伝えられた。
あの頃から、日本は備えておくべきだった。
少なくとも首都圏、関西圏に準備しておくべきたと思ったから、何度も提案したのだった。
日本の建築技術を持ってやれば、十日間でやれない事はない。
しかしである。日本は出来ない。なぜか?
昨年もそうだったように、医療用マスクがない、
あれも、これもないのが現実だ。
建物が出来ても、酸素がない、医師や看護師がいない。ナイナイ尽くしで何もないのが現実だ。
野戦病院を作る心の余裕すらない。
日本は、備えのない国なのです。それは政治の貧困さ故です。政治とは、何年も先を見て、国家を安定させることを考えねばなりません。
それができない今の日本の政治は貧困と言う他ありません。