中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

ワクチン接種* 日英の違い顕著

長いですが、役立つ情報です 。

日本とイギリスではワクチン接種に大きな違いがあります。

この違いを考えることで、オリンピックの開催国でもある日本がどうしてこれほどワクチン接種が遅れたのかを知ることができます。

安倍政権とそれを受け継いた菅政権が

いかに無能だったのか、決断が甘かったのか、

ウイルスに対する基本的な考え方を持って

いなかったのかがわかります。

この無能さには、色々なことが考え

られますがイギリスとあまりにも

違うことに驚きます。

ある時期までイギリスはとんでも

なく感染者が多く、このままでは

どうなることかと心配していました。 しかし今では押さえ込みに成功して

いることが明らかです。

押さえ込みに成功したのはワクチン

接種が大幅に進んだからです。

では、イギリスのワクチン接種の

あり方をちょっと考見てみましょう。

 

イギリスでは去年の5月に民間人

からワクチンを確保するための

責任者を選んでその人に全てを

託しました。ワクチン確保 責任者に選ばれた

のはケイト.ビンガム(55歳女性)氏。彼女は

世界的なベンチャー投資家でもあります。

そして8月には、54歳の女性が、ワクチン接種

トップとして全ての権限を与えましたが、その

人も民間人から選ばれた人です。

この民間人から選ばれた二人の女性がワクチンを確保する人と、ワクチン接種を全国民に早急に

拡げる責任者ですが、どちらもその責任を見事に

果たしつつあります。

その一方で日本の場合を考えましょう。 日本では政府が中心となってワクチン確保に動きましたが

イギリスと比べると,ワクチン確保がかなり

遅れていることが明らかです。

ワクチン確保も、ワクチンの接種も河野大臣に

託されましたが期待したような結果にはなって

いません。

日本はイギリスと違ってオリンピック

の開催国と言う立場にあります。

オリンピックを開催するからには、

どの国にも先んじてワクチンを確保し、

摂取率を上げ、世界に安全をアピール

すべきでした。

先進国最下位という現状は、あまり

にも情けない。

何もかもが後手になってしまったのは

五輪開催国としては情けない感じです。

では、イギリスと日本でどうして、

コテほどに差が出たのかを簡単に

締めたいと思います。イギリスは接種開始

したのは12月からですが、医療者などの

協力を得るのは難しいと考え、接種チームは

接種開始までに人在育成を行っています。

イギリスは新型コロナウイルス

終息させるためには、ワクチン接種

を全国民に行う以外にはないという

ことを確信し実行に移したに過ぎません。

一方,日本はワクチンに疑問を抱き,

ワクチン以外の方法で新型コロナウ

イルスを収束させる方法がないもの

かと、右往左往していたためにワク

チン確保も遅れ、接種の対策も大幅に遅れてしまいました。

一言で言うならば、科学を信じた国と科学を信じなかった国の違いというほかないでしょう。

一国のトップが、科学不信者では、こうなると世界に示した形となってしまいました。

医療者への協力呼びかけも不調に終わっている

のも、イギリスの取り組みとは大きな違いが見られます。