だれもが生きがいを持っているのかどうかは知らないけれど、
せっかくこの世に生を受けたのだから、世のため人のために
なんらかのお役にたてればと、思って生きてきた。 そのような
心境に至ったのは確か40歳をいくつか過ぎた頃だったとおもう。
そのころ、よくかんがえれば、私はいろんな人々に支えられた
からこそ・・今があるのだと・・思いいたったのだった。
幼少のころから、順調な環境ではなかったのだから、周囲の人たち
の暖かく心優しい支えがなかったら生きては来られなかっただろうと。
そのことに思い至ったとき、これからは私が誰かの役に立つことで、
これまでのお返ししをしようと心に決めたものです。
そういう気持ちを強く持ち続け、忘れないようにと心掛けていきてきた
つもりでした。 しかし、今年に入ってコロナ禍が襲ってきました。その中で
なにも出来なくなっている自分が情けない。 やはり多くの基礎疾患を
持っている私にとっては、コロナに罹って惨めな最期になりたくないという
気持ちが強いからでしょう。 その気持ちが、生き甲斐を奪っているのです。
もちろん、気持ちが前向きになったとしても、歩くのさえままならぬ厳しい
腰痛の中では何もできないかもしれないのですが・・それでも、前向きに
なれない自分が情けない。なにに生き甲斐を求めるかで、生き方も違って
くるのでしょうが・・・このコロナ禍も長くはないでしょうから、収束した暁には
新しい目標に向かって突き進んで下さい。 あと2年ほどの辛抱です。