この間から何度もくどいように書いてきたが、空港における検疫で
陽性者が見つかるケースが急増している。 政府は3空港(成田、羽田、
関空)にPCRセンタを設けるとは言っているが、その規模が小さすぎて
問題にならない。 あれだけ多くの補正予算を組みながら、検疫体制とか、
全国でのPCR検査体制には消極的というのが理解できない。アベノマスク
の費用だけで充分な体制を組むことができるのに・・という思いである。
空港検疫で判明する新型コロナウイルスの感染者は、5月になると45人に
半減したものの、6月には123人と3倍近くに増えている。4月は欧米滞在後に
日本の空港で感染が判明した人が多かったが、6月では欧州関連が減り、
パキスタンなどが急増している。 7月に入ってからは2日に+2人、3日に
+1人、4日に+6人、5日に+12人となっていて昨日までに21人だ。
政府は7月2日現在、129カ国・地域からの入国を原則拒否している。ただ、
海外に滞在していた日本人の帰国は認めているほか、日本の永住者などの
在留資格がある外国人については新型コロナの影響で渡航制限が設けられる
前に日本を出国するなどしていれば再入国を認めている。帰国、再入国とも
空港の検疫所でのPCR検査が義務づけられている。
厚労省が発表する空港検疫で判明した感染者は、3月4日から6月末までに
公表された感染者は計314人(うち2人は帰国、再入国時期非公表)。3月下旬~
4月上旬は1日の感染者が10人以上の日が4日確認されるなど最初のピークを
迎えた。4月中旬以降は1日0~4人で推移したが、5月28日に10人と52日ぶりに
10人台になった。その後は6月7日に最多の14人を記録するなど高い水準が続く。
6月の平均感染者数は4・1人と5月の約3倍となった。
国別では、非公表・確認中の57人を除くとパキスタンからが53人と最多で、
米国31人、フィリピン28人、ブラジル21人と続いた。3、4月は欧米に滞在した人の
感染が目立ったが、5月下旬以降はパキスタン、フィリピン、ブラジルからの帰国・
再入国者の感染が急増している。6月の感染者123人のうちパキスタンに滞在歴が
ある人が51人(41%)と最多だった。
厚労省は感染者の国籍を明らかにしていないが、いったん日本を離れた後に
母国で感染が拡大し、日本に再入国した在留外国人が一定数いるとみられる。
米ジョンズ・ホプキンズ大の集計(4日現在)によると、世界の感染者はブラジル
約153万9000人(2位)、パキスタン約22万5000人(12位)、フィリピン約4万1000人
(37位)。ブラジル、パキスタンは4月下旬から感染が急拡大している。
空港検疫での感染が増えていることに厚労省は警戒を強めている。
6月上旬には、愛知県と富山県在住で、成田空港に到着したパキスタンからの
入国者計8人の感染が判明。到着後は自宅やホテルなどで14日間の待機が求め
られるが、いずれもPCR検査の結果が出る前に両県のそれぞれの自宅で待機
することを選択し、車で帰宅していた。富山県は「結果が出るまで国の用意する
空港周辺施設で待機させることを検討すべきだ」と厚労省に要請した。
そのため、同省はパキスタンからの帰国者に限って6月18日から検査結果が
出るまで国が準備した空港周辺のホテルで待機するよう対応を変えた。
同省は「パキスタンに滞在歴がある人に陽性が急増していることを考慮した。
なぜ増えているか原因が分からず、特例的な措置」と説明している。
入国者が増えると陽性者も増える、陽性者を見逃してしまうこともあるだろう。
本との意味での第2波とは・・・9月下旬から10月下旬に入国してくる人たちに
よって持ち込まれると考えるべきだ。 現在のように、陽性者を野放しにして
いては、どういう結果になるかは明らかなのに政府は予備的体制を取ろうとは
しない。 ワクチンよりも・水際対策が今求められる一番大切な要件ではない
だろうか。 国民の皆さんから大きな声が上がってくることを期待している。
日本を救う道は、これしかない!!!と、思ってもよい。
ワクチンには期待できない!! 医療薬品もあまり期待できない。だからこそ
第2波を持ち込ませないことこそ最高の防御であるのだ。