中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

日常が元に戻る日はいつなのかを考えよう(3) ワクチン1

  私はワクチン研究者ではありませんので、以下の記事はそれなりに

学んで、あるいは教えられて分かったものを、皆さんにわかりやすいように

書いたつもりでおりますが・・・妻に言わせると・・まだむつかしいというのだけど。

まあ・・読んでみてください。ワクチンについては(3回ほど書くことにします)

 遺伝子ワクチンは、開発期間が短いという利点がある。

以前は1年半もかかっていた遺伝子分析などが1カ月で

できるというように科学が進んでいる。

それにAI(人工知能)を利用することで開発が飛躍的

になった。 SERSのワクチン経験やMERSの研究も

今回の新型コロナウイルスのワクチン開発に生かされて

いて、開発期間が短縮される要素となっている。

 それらは長所でもあるのだが、物事には短所もある。

従来のワクチン製造(牛痘の場合を思い出してみてほしい)

方法とは違ってRNAからワクチンを作るという方法は

これまでに一つもないのだ。 ということは、人類が経験

したことがないワクチンでもあるのだ。それがあとで書く

ようにACD(抗体依存性感染増強)を引き起こす可能性が

否めない中で、実用化できるかどうかの判断は難しい。

最終段階まで進めたとしても、実際に何十万人、何億人に

投与(接種)した場合に問題が起こらないとは・・

まだわかっていない。それが判明し、安心して世界中の

人たちに接種できるようになってこそ、人々に本当の意味での

日常が戻ってくる日になるのではと考えている。

 とにもかくにも世界中が競ってワクチン開発をしている。

SERSの場合は、8か月間で終息してしまい、最終段階の

ところまで進めなかったために、ワクチンが完成されないで、

莫大な投資が無駄になったという痛い経験をしているだけに、

今回は各研究ともに焦りが見える。幸いと言ってはなんだが、

南半球で新型コロナウイルスがこれからも感染拡大する模様

なので各研究においては、最終段階テストをブラジルで行う

計画を立てている。アメリカも、カナダも、イギリスもまだ

まだ新型コロナウイルスの力が強いので、ワクチン研究には

事欠かないだろうから、完成まで2年かかろうとも・・必ず

完成するものと思っている。