麻生副総理の「民度発言」に、次のような指摘が毎日新聞に出ていた。
『ただ、麻生氏の発言には決定的な間違いがあった。
それが「一番問題」としていた死亡率のデータだった。
欧州疾病予防管理センターによると、6月4日時点で
人口100万人あたりの死者数はフランスは約433人
(麻生氏の発言は228人)、米国は約326人(同824人)、
英国は約596人(同309人)。日本の約7・2人以外は
全く違っていた。
「先進国の中で最も死亡率が低い」という点で言えば、
主要7カ国・地域(G7)の中ではイタリアの約557人、カナダの
約200人、ドイツの約103人などと比較しても確かに圧倒的に低い。
一方、アジアで比較すると、フィリピンの約9・0人よりは少ないが、
インドネシアの約6・3人、韓国の約5・3人、インドの約4・4人、豪州の
約4・0人、中国の約3・2人などよりは多かった。「先進国」の定義に
よるが、「最も死亡率が低い」は誇張しすぎかもしれない.。』