100年ごとのパンデミックを考えてみましょう。 スペイン風邪など
現在世界に「新型コロナウイルス」の感染拡大が続いています。
すでに世界では2900人の方が亡くなっています。感染総数は、8万人を
超えました。 こういう事態を踏まえて、全国の小中高校を3月2日から春
休みまで休校にしてほしいと首相から陽性がありました。
また北海道では「緊急事態宣言」が出されました。 無責任は専門家たちが、
「今回の新型コロナウイルスは怖くない」などと初期の段階で発言したために、
政府にも、思わず油断があったようです。 政府の対策も後手後手となっています。
すでに、さまざまなイベントなどが中止、延期などを決めており、今後は大相撲の
春場が開催できるかどうかも明後日に決まります。 感染は広まれば選抜大会にも
影響を及ぼすでしょうし、最悪の場合は、東京五輪まで追い込まれそうなので、心配
が絶えません。 私の場合など、どうやら介護を受けることなく生きてはおりますが、
いつどうなるかわからない身体・でも東京五輪だけは・・なんとしてもみたい・・と願い
ながら生きてきたのですから・・東京五輪を思う気持ちがつよいのです。
今回の「新型コロナウイルス」は、過去にパンデミックを起こして多くの命を奪った
ものに比べれば、それほ驚くほどのことはないかもしれません。しかし、世界中に
感染拡大を目の当たりにすると、たとえ致死率が低かろうが、やはり多くの人が
苦しみ、亡くなるのですから、真剣に感染拡大しないように、一人一人が真面目に
協力しなければならないでしょう。
不思議なことにこのようなパンデミックと言うのがほぼ100年ごとに起こっている
のも不思議です。 スペイン風邪は1918年~19年にかけて世界中で5億人が
感染したと言われています。当時の世界人口の3分の1が感染したことになります。
このスペイン風邪で亡くなった人は5千万人とも1億人とも言われています。
日本では38万人が亡くなりました。第1次世界大戦では1600万人、第2次世界大戦
では5千万人が犠牲になったのですから、スペイン風邪の猛威がよく分かります。
ヨーロッパで「黒死病」と呼ばれた「ペスト」がパンダミックを起こしたのが1720年でした。
1820年には「コレラ」が大流行しています。
約100年ごと・・・という不思議さは偶然なのでしょうが、パンデミックが起こった
後には、世界的な社会変革が起こっているという点が共通点です。歴史と照らし合わせ
ながら調べてみてください。 さてさて・・今回のパンデミックは、今後の世界社会に
どのような大変革をもたらすのでしょうか・・とても興味のあることです。
パンデミックが悪いことばかりではなく・・飛躍的な社会改革に結びついて
くれると嬉しいのですが、とんでもない社会に落ちこんで行かないかという
心配もあります。 どうか長生きして、それを見届けてください。約100年ごと
ですから・・誰が見届けられるか?