中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

新型コロナウイルスは空気感染ではないが・・・

 新型コロナウイルスが大きな問題化してきた時点で、厚労省には

相談電話が3回線しかなかったという。考えられないほどの対応の遅れ

だった。NHKのニュース画面から「これは空気感染ではありませんから

大丈夫ですよ」と相談員が言っているのが聞こえてきて、???とおもった。

そのことはすでに書いた。 この場合、相談員もどこまでが空気感染か?

今度の新型の場合は・・と、詳しく説明できるだけの知識があったのだろう

か?? 少なくとも・・質問者は全く何も知らない人だろうと思う。

そういう無智な人に対して、空気感染ではないで巣から大丈夫・・という

のでは説明になっていない。

 空気感染する病原体は「接触感染」や「飛沫感染」でも当然感染します。

その病気の代表が風疹を含む麻疹、水痘、結核です。 治療にあたる医療

スタッフがつけるマスクも普通のものではダメで、かなり目が細かく、

かつ静電気を利用して微粒子を捕獲する特殊なマスクの着用が義務付けられ

ます。 ちなみに、エボラ出血熱、MERS,SARS、インフルエンザは

飛沫感染です。ノロウイルスの場合も、感染者の嘔吐(おうと)物や下痢便の

消毒処理が甘いと、それらが乾燥した後に空気感染すると言われています。

 接触感染、飛沫感染、空気感染が厳密に分けられない環境下(クルーズ船の

中のように)では、なにが起こるかわからないでしょう。たとえば多くの

人が集まるショーに参加した場合、3千人の観客の中に10人の感染者が

いたとして空気感染で3千人にうつるとは考えられませんが、接触、飛沫

空気中に漂う物質に付着して運ばれるウイルスから感染することは大いに

考えられます。 もし、相談者が「3千人も集まったショーに参加し、

その中に中国人も多かったのだが、大丈夫ですか?」と、相談したので

あれば・・空気感染ではないので大丈夫です・・と言えたかどうか??

 そういう問題だと私は捉えています。