中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

齢はとりたくないもんじゃ (12) 治す心構えも

 妻の骨折のことを書いたので心配してくださる方が多く、

申しわけありません。妻は、こういうことを書いてほしくない

みたいで、皆さんにご心配をおかけすることも本意ではないで

しょうから、そっとしておいてやってくださいね。 

 ただ、今回の怪我は、わずかの油断から起こったことで、だれに

出も起こり得ることだと思います。 妻の場合、医学的予備知識

を持っていないために、今日までの4日間、心配なことばかりです。

左腕を脇に引きつけるようにしていればいいのですが、見ていると

その心得があいまいで・・動かしてしまう。痛い、イタイというが、

固定させておこうと言う気がないようで困るのです。

 昨日はカレンダーを見ていますから、なにを見てるの??と問うと

「先生が全治4週間」と言ったから、いつごろ治るのかな~と」と。

笑い出してしまいました。 あのね・・カレンダーを見ていても

治らないよ。全治4週間ということは重傷と言う意味だからね、

もうすこし、治そうという気持ちを強く持たなきゃあね。カレンダー

は直してくれないんだよ・・と。鍵盤断絶も疑われているので、骨折

が治ってもリハビリがいるだろうし。何しろ皮膚を見ていると怖い

ほど色が変わっている。上腕部と肘の、脇側以外の三方が黒くなって

いる。シャワーには毎日入るが、さすがに1昨日は止めたが・・昨夜

もやっている。掃除と台所と洗濯物取入れなどは私がやるが、腰痛が

ひどく、老々介護は厳しいものがある。それでも、なんとか、こうして

やっている。生きることの厳しさのなかでも、楽しいこともやっている

し、笑いを絶やさないように心掛けてもいる。この時間、私がこうして

書いている時間、妻は「ドクターX」を楽しんでいる。いろいろと、

たくさん録画をしてあるので観るものに困りはしない。だが、私が

いなくなったら・妻は録画予約もできないのだから心配だ。とにかく、

携帯電話だって、自分が掛ける時しか使えない。教えようとしても

受け付けない。馬鹿じゃありません。賢い人なのですが・・。

今も、米を合わらなきゃ・・って立ち上がる。それを止めるには、

大きな声で阻止しなければならない。米を洗うといっても彼女の

場合は、約20回ほど水を入れ替えて丁寧に洗う。私がご飯が

美味しいとほめ過ぎたからなのかな??丁寧に洗って、30分置く

ということにしているようだ。右手だけでできるといっても、左も

使ってしまうからやめてほしい・・と。早く治してほしいと・・

いうと、あと4週間で治るからと・・。また・・カレンダー的な

発想だ。 大きな声で阻止しながら笑っているのだが、夫婦とは

微妙な関係だな。親切や、優しさを、素直に受け止めてくれる方が

いいのだけど・・。大阪人の私は、なんでも直線的、京都文化圏

小浜市)で育った妻は曲線的。結婚した当初から続いてる。

一つだけ、その一例を・・。豪州・パースにいた頃のこと

 妻「プールに木の葉が落ちてるね」ここで・・そうだね・・と

私が言うと、気の利かない人になってしまう。木の葉がプールに

落ちているから掃除しておいてね・・ということなんだ。

わたしなら「プールに木の葉が落ちているから掃除しておいてね」

と分かり易い言い方をするのだが。 本人は、京都文化圏の人たち

は、みんなそうだ・・と言うけれど・・ほんまかいな??

自分が曲線的な言い方、考え方をする人は、直線的な言い方も

そのままでは受け止めていないのかも? そこが、夫婦の微妙な

関係だ。 と、いっても、我々は仲が良い方だとは持っている。

私が90%折れている?だからかも知れない。