中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

齢(とし)はとりたくないもんじゃ (3) パンツ、靴下の悩み

 前回、妻が新しいパンツを買ってきてくれた話を書いた。

ここで、説明がいる。帰国した2005年だから14年前になるが、

くつ下のゴムが足首に食い込んで辛かった。かなり豊富な種類

の靴下をおいている店に行って探しても、「ゆるやかゴム」の

商品はわずか1種類しかなかった。店の方に、今後は足首ゴムの

ゆるやかなものが求められる時代になりますから、ぜひ製造元に

伝えてくださいね・・と、何度も頼んだ。今はゴムが緩やかな

くつ下の種類は何十とある。同じことがパンツにも言えるのだが、

百種類以上もあるだろう中でウエストゴムに気遣いがみられる

商品は見当たらない。もしあったら・・ぜひ教え頂きたいものだ。

 製造する立場から考えると分かり易い。私は縫製工場を経営して

いた経験があるので作る側のことは想像できる。現在売られている

パンツの90%以上は、ウエスト部分そのものがゴムベルトになって

いる。これだと作りやすい。ゴムひもを中に通すタイプにすると

手間がかかる。ゴムひもを中に通すタイプを買って、ゴムを柔ら

かいものに入れ替えるといいのだが、それがしやすいものがあまり

ない。 ストレスレスタイプというのが通販にあって、今はそれを

主に使っている。ウエストゴムを使ってないので柔らかなのだが、

エスト部分と本体とを縫い合わせる部分がゴム糸を使って4回ほど

縫ってある。そのために、ウエストゴムほどではないししろ、腰を

締め付ける。製造する人たちが、もうすこし工夫すれば、もっとヒット

するだろうにと思うのだが、辛い経験をした人が製造に加わっていない

のだろうから、そこまでは気がつかないようだ。 さてさて・・昨日

勝ってきてくれたパンツだが伸縮性に富んだ繊維を使って作ってある。

だから、さほどに締め付け感はないのだが・・とても浅い。女性用を

履いているような感じ?がする。ウエストまで来ないで、ヒップで

受けている。男性用の証拠に、ちゃんと前に少しだがふくらみを作って

あるが・・小さなふくらみで、これじゃ足らんぞ!といいたくなる。

まぁ・・なんともけったいな着心地だが、今日一日試している。

 高齢になると、若いころにはまったく気がつかなかった体のあち

こちに言いようのない違和感、痛みなどが襲ってくる。靴下の足首の

ゴムであり、パンツのゴムも、そのうちの一つに過ぎない。まだまだ

あるが、またの機会にしたい。 お年寄りが周辺に居られる方々は、

本人が元気そうに見えても、そんな悩みをたくさん持って生きている

ことを理解してあげてくださいね。ということは、必ずあなたにも

くる問題なのですから。年寄り笑うな行く道じゃ。