老化が進むということは、当然のことですが体調不良にもつながります。
体のどこかに、これまでなかった変調が起こった場合にどうするか・・・という問題に
直面することになります。
変調が起こるたびに病院や医院に足を運ぶ人も少なくありませんが、私の場合は、
できることなら病院や医院には行かないようにしようと考えています。 どうしても
病院へ行かなければならないことも起きるものですが、その場合、医師にどのように
異常を伝えることができるかということをじっくり考えます。なにが、どこが、どのように
変調を感じていて、検査が必要なのかどうかをも考えます。
この習慣はオーストラリアに14年間住んだこととも関係があるかもしれません。
医療用語というものは日本語でも難しく感じる人がいるでしょうが、やはり英語とも
なると厄介です。 発音のわずかな間違いで誤診されたりすると困りますから、
なるべく状態を簡潔に記述したものを手渡しした後に喋るようにしてきました。
そのためには、自分の身体をよく観察しておくことが前提となります。その頃の習慣が
2005年に帰国してからも続いているようです。
新たな病院や医院に始め行く場合は、自分の過去歴をすべて詳しく書いたものを
提出します。 すると、これまでになんども「あなたは医者ですか?」と尋ねられたもの
です。 この習慣も外国生活の時の習慣です。
さて、病院へ行く場合には、どこの病院の、どの診療科を受診するのか、医院なら
どの医院が良いのかを日常的に考えている人と、そうではない人とでは判断に違いが
出てくるのではないでしょうか。
前回に生活習慣が不具合と深く関係していると書きましたが、ちょっとした生活習慣の
ことを紹介しておきましょう。
私の場合、足の形が悪いのか、靴のことでは随分悩まされました。昔は4Eサイズなんて
靴がありませんでしたから足幅が合う靴を選ぶと大きなサイズになってしまいます。
足幅が広くなったのは、小学低学年から60~70キロもの荷を担いで急坂を登る
作業を毎日続けていたからだとおもっています。 蟹股になったのも同じ原因でしょう。
足にぴったりの靴に巡り会わなかったために辛い思いをしてきたのでした。
履いている人は、巻き爪になりやすいかもしれません。 足の親指の爪の両端が肉に
もぐり込んできて痛くなります。 整形外科で面倒を見てもらうということもできますが・・・
私は自分で手当てをします。
紙縒り(こより)を作って、身と爪の間に差し込みます。左右の親指の両側に4か所
紙縒りを差し込むと、1か月以上は大丈夫です。 この方法で私の場合は12年間、
陥入爪の痛みからのがれてきました。
足首をきつく締める靴下に悩まされたので、「ゴムの部分」を鋏で切り捨てて履いて
います。パンツなども、様々な工夫を凝らして、楽なように改造しています。
自分の身を守るということは、こうした小さなことも自分で工夫すると解決するものです。
わたしは、様々な体の不都合を「工夫」で解決してまいりました。 妻はそれを見ていて
私のことを「努力の人」などと言いますが、私は工夫の人」と言って欲しいのですが・・。
(5に続く)