中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

痛みと、どう向き合うかが大切

 妻は腰部脊柱管狭窄症で両脚の裏側がつらそうだ。

3週間前からブロック注射を受けている。ブロック

注射と言うのは痛い割には、あまり聞かないと耳にする。

医者嫌いな妻が敢えてブロック注射を受けているには

訳がある・・と思っている。 17日(木)に、京都で

開催される同窓会に出席するためだろうと思っている。

妻の場合は、毎年同窓会が開催される。そして出席者

がおおいのも不思議なほどなのだ。 以前は同級生が

散らばっている各地で開催していたが、今では毎年

同じ日に、同じ場所での開催となっている。京都駅

構内にあるホテルのレストランと決まっていて、遠方の

人は宿泊も可能だし、駅に降りて直ぐの場所で便利

だからということのようだ。毎年100名以上が集まって

いたが去年は80名ほどだったという今年はもう少し

少ないかもしれない。 去年の同窓会ではやはり・・と

いうか、歳のせいであちこち具合の悪い人が多くて、

そんな話が多かったという。 妻は早生まれなので10月

現在ではほとんどの同級生よりも1歳?若い。あまり風邪

をひくこいともないし、肩こりなども経験したことがない

という妻には、同級生たちが語り合ている痛さの会話を

聞いても他人事のようだったという。 それが、それから

わずか一か月後には痛みの症状が現れて、12月に受診した

ら、バッチリと脊柱管狭窄症が写っていたのだ。そのごは

痛みが日ごとに強くなっていって、辛い日々となった。

ブロック注射を受けているのは、同級生たちの前で見苦しい

歩き方をしたくないからだろう。少しでもしゃんとして

歩こうと心に決めているに違いない。見た目は70歳ぐらいに

見える彼女もあと4か月で80歳なのだから、こういう症状が

出てくるのも加齢のせいと言ってしまえばそれまでだが。

 私は5年前に大腰椎の圧迫骨折をやった。同時期に瀬戸内

寂聴さんも同じようなことになった。寂聴さんは月刊・文藝

春秋で「あの痛みは、この世に神を仏もあるものか」という

痛みだったと述懐しているが、本当に神も仏もあるものかと

いう、激烈な痛みだった。4か月間は続いた。痛みが少しは

楽になってきたとおもえる2年後に第二腰椎の圧迫骨折をやって

しまった。第一腰椎の時ほど激烈ではなかったが、その後は

ずっと腰痛が今もなお続いている。 妻の場合は痛み止め錠

を服用していて、半日は少し痛みが軽くなるようだ。それでも

胃が荒れて辛いので一日1錠にしている。 私の場合は、痛み

止めの錠剤ものめない。喘息が悪化するからで、神も仏も・・

という時でさえ、ぐっとこらえて耐えてきたのだったし、いまも

痛み止めは飲まない。そしてどんなに痛くとも、横にはならない。

背筋をしゃんと伸ばして座ることにしている。 痛みに負けては

姿勢が悪くなり、副作用であちこちに不具合が起こり、医者に

相談し、医者は判断を間違える。 昨日も医者は既往症に引っ張

らる診断をしてしまうものだという、私の言葉を裏付けるような

体験談があった。 下手な自己判断はダメだが、かといって信頼

できる医師も少ない。医療の選択ほど難しいものはない。