中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

瀬戸内寂聴さん逝くに思う

私は古くから、瀬戸内晴美さんの著作が好きだった。男女の縺れあった熱い情熱を描くのが上手な人だった。

彼女自身の持っている性の苦しみから逃れるように仏信に入った。

寂聴と名を変えても衰えることなく書き続け、多くの人たちに語り続け、悩みに答えてきた。

寂聴さんと同時期に、第1腰椎の圧迫骨折になった私だが、寂聴さんが月刊.文藝春秋誌に「この世に神も仏もあるものかと言う痛みなのだ」と書かれていたので共感したのは7年ほど前だった。

99歳、見事な人生でしたね。

たくさんの恋をし、悩み苦しみ、その経験を通じて自分を高みへと持っていき、多くの悩める人たちを救ってこられた。

聖人君子より素敵だと思っています。