中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

私の成人式(1955年)

 成人式が各地で華やかに開催されている。20歳を祝う行事なのだが、
いつから始まったのか?
 私が出席したのは東京都の日野市で行われた成人式だった。今のように
華やかなものではなく、会場にも参加者にも華やかさがなかった。
 成人式の儀式も、成人になったのだから、大人になったのだから責任を
持って行動するようにと言うようなお説教めいたものばかりだったような記憶
がある。とても寒い日で会場に暖房なんてなかったような気がする。
 なにしろ昭和30年(1955年)のことだった。なんと64年も前のことだ。
その前年の1954年に、日本テレビ力道山のプロレスのテレビ実況放送を
東京で行っていたのを記憶している。
 政府が祝日法に 「おとなになったことを自覚し、みずから生きぬこうとする
青年を祝いはげます」の趣旨のもとに1949年から施行したのだったのだから、
華やかな催しではないはずだ。
 いつからこんなに華やかな成人式になったのだろうか??とても不思議だが、
成人式とは浮かれる年齢であってはならない。 一言でまとめれば「自覚する」
時なのだと思う。
 自覚があってこその大人なのだから。 自覚のない人は30歳になっても大人
ではないということになる。 そういう意味では、しっかりした自覚のある人は
昔のように15才が成人であってもいいのではないかとも思う。