中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

成人年齢引き下げと罰則

 今国会では「共謀罪」を優先して、成人年齢引き下げ法案は
 見送られたけれど、いずれ提出されるのは間違いない。
 成人は何歳が妥当なのか・・というのは難しい判断でもある。
 昔の成人式(元服)は男子は11~16歳からでした。
 女子は「裳着」が12-16歳でした。

 世界各国の現状はというと、ほとんどが18歳にしています。
 しかし世界には、いろんな考え方があって、オーストラリア
 では、成人は18歳だけれど、飲酒、喫煙は21歳までは許され
 ません。
 選挙権、罰則、飲酒、喫煙の制限など、各国それぞれに違う
 のです。
 
 日本の成人年齢引き下げ法案は、どのような思惑があるのかが
 問題です。
 刑法改正を含めての罰則強化に結び付けるのかどうかも関心が
 あります。

 私は、あとこちの高校受験に失敗した生徒ばかりを集めた
 高校を作りましたが、彼らは社会が思っているような「落ちこぼれ」
 ではないのです。そう信じて学校を作ったのですが、正解だった
 のです。
 多くの生徒は「年齢よりは幼かった」というのが正しいと思います。
 同じ15歳でも、子供によって5歳前後の精神的成長が違います。
 ただ、それだけのことなのです。
 新幹線で脇目も振らずに走っていくのか、各駅停車の列車でゆっくり
 旅をするのと、どちらがいいかというのに、似ています。
 
 年齢で罰則を決める場合、この辺りの判断が難しいのです。