中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

「18歳成人」は妥当なのか

 2016年に選挙権を18歳に引き下げて参政権を与えたのだから、
民法でも「成人」とすべきだという案は妥当ともいえる。
 しかし、私は2016年に参政権を18歳に引き下げたことが間違い
だと思っているので、民法の改正にも疑問を持っている。
 政府は最初から民法を改正して「成人」を18歳に引き下げたかった
のではないか。しかし、それでは反対意見が多いと考えて、一足先に
参政権を引き下げ、民法改正のためのレールを敷いたと私は見ている。
 西欧諸国では18歳の参政権がごく普通になっている。しかし、西欧
諸国と日本とでは育児のあり方が大きく違っていて、日本の若者の
多くは自立心が育っていないのではないか・・と私は考えている。
自己中心的な子供が多く、わめき散らす子供も少なくない日本は、
幼児教育の後進国でもある。だから、これまでの20歳成人、参政権
が妥当だったのではないだろうか。
 とはいっても、参政権を与えたのだから民法でも18歳成人として、
大人としての「責任」を取らせようという魂胆も、分からぬではない。
 だが、自立心が育っていない人間は「自己制御」もできないから、(歯止め)が
きかない。パチンコに溺れてしまうような人は、自立心不足なのではないだろうか。
政府は、飲酒、喫煙、公営ギャンブルの禁止年齢を20歳に据え置くという。
それならローン契約なども20歳に据え置いたらどうだろうか?

中途半端な民法改正では社会全体が不安定になりはしまいか。