中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

野球の面白さとはなにか

 わたしは野球が大好きだ。 なにしろ私が生まれた年に巨人ジャイアンツが
誕生し1年遅れて阪神タイガースが誕生した。 だから日本のプロ野球と共に
生まれたようなものなのだ。 と言うことは、野球ってそんなに古いスポーツじゃ
ない。 アメリカのメジャーだって近代的野球と言われるのは100年前からだ。
 野球は、その時代と共に少しずつ姿を変えている。ルールの変更も多々あったし、
用具の発達も凄い。
 グローブだってバットだってスパイクだってボールだって50年前のものとは大きな
違いがある。 そういう用具の発達やルールの改正など様々な変遷をわたしは見て
きた。 野球のどこが面白いのよ・・と言う人もいる。動いているのは投手だけじゃ
ないか、サッカーだったら全員が動いているぞ・・と言う人もいる。 しかし野球の
面白さの中の重要な部分には「間」があるのだ。 間のない野球は間が抜けたものに
なる。 昔のラジオ放送的に言うと「ピッチャー第1球のモーション、投げま下、打ちました
大きい、大きい、ぐんぐん伸びてホームラン、ホームラン!!」 というようにのんびり
したスポーツが野球なのだ。 でも、プレーしている方はのんびりなんかしておれない。
本当はなかなか野球は難しい。 プロ野球と共に育ってきたような私は、最近になって
ますます野球選手とは大変だな~と思うようになっている。 簡単そうに思ってる人は
野球を知らないからだろう。
 ところで、今年のメジャー野球で異変が起こっている。
メジャー30球団の4月のデーターを見ると史上初めて1カ月間で安打数(6360)より
三振数(6656)が上回っている。
長打狙いの打者に対し、約160キロ近い豪速球で抑えにかかる投手が多くなっていて、
投打ともパワー偏重に拍車がかかっている現状をあらわしている。
 昨年のホームラン王でマーリンズからヤンキースに移籍したスタントン選手は4月に
本塁打に対して40三振だった。ジャッジ選手は7本塁打で35三振を記録した。
 メジャーではダウンスイングからアッパースイングに打法を変えてホームランを狙う
選手が多くなり、昨季は史上最多6105本の本塁打がうまれた。
 ホームランは「華」ではあるが三振は「冷水」のような気もする。塁上にランナーが
にぎわう展開の方が野球は面白いと思う私には、ホームランか三振かと言う打法は
好きではない。なぜなら、そういう野球には「間」がないからだ。