アメリカは化学兵器を持っている

　シリアの政府軍が化学兵器を使ったとして、アメリカ英国フランスが共同して

シリアにミサイル攻撃を加えた。　シリア政府軍が化学兵器を使ったとされる

証拠は定かではないが、アメリカは証拠があると言っている。

　化学兵器はいつの時代にも問題となるが、日本もかつては作っていたこと

を知っているだろうか。　

　ロシアが旧ソ連時代から研究熱心で多くの化学兵器を保有ていた。

廃棄されずに残っていた化学兵器を２０１７年８月２７日、露中部キズネルの

化学兵器保管施設ですべてを廃棄したと、プーチン大統領が公表した。

化学兵器禁止条約に基づけば２００７年に終了すべき廃棄だったが、１０年遅れて

全てを破棄したと、化学兵器の破棄工場での作業も公表して見せた。

　プーチン大統領が言うには、ロシアが保有していた化学兵器の量は、地球上の

人類のすべてを３回殺すだけのものだったというのだから、恐ろしい。

　ところが、ロシアよりも大量の化学兵器を持っているアメリカはいまだに破棄して

いないのだ。

米国は、予算不足を口実にして処分を３回も延期してきた。破棄処分過程で事故が

発生するかもしれないから延期しているともいう。

　北朝鮮の核を問題にするよりも、米国が保有している化学兵器をすべて廃棄し、

核兵器も大幅に減らすべきだとおもう。

　アメリカが率先して「廃棄」をするべきだろうに未だに廃棄していない現状では

他の国を批判できないだろう。ご都合主義のアメリカと言う国の体質こそが問題なのだ。