中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

誰が得をしているのか医薬分業

 医薬分業が始まってかなりの年月がたつ。現在では70%弱が医薬分業に
なっているという。
 いったい「医薬分業は、誰のために始まったのか」という疑念が消えない。
医薬分業になって「門前薬局」が全国に広がっている。患者は高熱があろうが、
痛みを持っていようが、院内では薬はもらえず薬局まで足を運ぶことになる。
 多くの患者が足を運ぶだろうと思われる薬局もあるが、この薬局はあの医院
の患者しか来ないだろうなと思えるものもある。
 そんな薬局にも3人以上の薬剤師がいるし、借りているのかふぉうかは別に
して、建物費と人件費だけで優に月に200万円以上必要だろう。でも患者は
さほど多くはないのに儲かっているのかどうか? 処方した医院が儲かるのか
こんなに客が少なくてもやっきょは儲かるのか? 昔から「薬九層倍」という言葉
があるが、いまもやはり・・そうらしい。
 健保連によると、例えば花粉症の患者が14日分の内服薬などを処方された
場合、院内処方は計1500円(患者負担3割で450円)になる。
ところが、院外処方では調剤基本料410円、薬剤服用歴管理指導料410円などが
上積みされ、計3250円(患者負担3割で970円)となる。
同じ薬をもらうのに、院内と院外で2倍超の価格差が生じているというのだ。
 何のための医薬分業なのか?誰のための医薬分業なのか? 患者だけが損を
している現状に、どうしてだれもが黙っているのだろうか?