中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

受動喫煙対策が遅れているのに、どうして問題にならないのか

 日本は、受動喫煙対策が遅れている。かなり遅れている。
政府は「がん対策推進基本計画」の中で受動喫煙に関する目標
設定を見送った。
 ところが、受動喫煙問題についてのマスコミの取り扱いが、なぜか
小さいのだ。喫煙している人はこの問題を大きくしてほしくないのだろう。
 喫煙による「がん発生」は今や誰もが知る事実となっている。
しかし、肺がんなどは、体内にがんが発生してから検査で見つかる
大きさ(約1センチ)になるまでに15年~20年と言う場合もある。
30歳で発病していても検査で見つかるころには50歳ということになる。
だったら・・構わないよ・・がんになっても・・と言う人がいる。
 でも、その考えは・・はっきり言って・・甘い。
がんを告知されてから、後悔する人があとを絶たない。
喫煙する本人は、それでもいいだろうが、受動喫煙で「がん」になると
腹立たしい思いをする人がいるだろう。
 政府がそれでも、反対議員たちに邪魔されて、思い切った政策が
とれないでいる。タバコ産業から「もらっている」議員が多いことを物語って
いる。
 東京都の小池知事は東京五輪を迎えるにあたり、都内での喫煙禁止に
向けての条例つくりを考えているようだが、実践してくれるのかどうか。