中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

意外と?知らない「がん知識」

先日、麻生太郎財務相が「肺がんとたばこにそれほどの関係があるのか?」と
いう趣旨の発言をしたことが話題になりましたんね。
外国人の来日が多くなる2020年の東京オリンピックに向けて、受動喫煙対策を
盛り込んだ禁煙法案の議論が行われていますが、議員の中にも「がん知識」を
持っている人が少ないことが、そのやり取りの中にうかがい知ることができますね。
麻生さんの発言にもそれを感じます。
 がんを告知されたときに「あの時のストレスが原因かも?」と、思う人が多いもの
です。
 しかし、ほとんどのがんは、その発生原因を特定できるほど短期間にできるものでは
ありません。
特に喫煙が原因の肺がんなどは見つかる15年~20年前に体内で発生しているのです。
だから、そういう意味では60歳になってから禁煙してみても・・・ということはできますよね。
しかし、若い人は、なるべく早く禁煙をすることをお勧めします。
若い人たちの禁煙が多くなれば、20年後ぐらいには、肺がん患者が少なくなっているはず
です。
がんは、その部位ごと、種類ごとに、体内でがんができてから発見されるまでの長さが
異なります。
すでに体内にがんができているのに気が付かない人も多くいるということです。
 私の友人は、私ががんで日本に帰ってきたとき「なんでガンなんかになったんや、
俺はサプリメントの資格を持っているから、絶対にがんなどにはならんぞ」と、言っていた
のですが、その1年後に膀胱がんを告知され、半年後に亡くなってしまいました。
がんとは、そういう一面を持っているということを知っておきましょう。