今日の毎日新聞に「血1滴で13種のがん検査」という見出しの記事が
掲載されていた。
1滴の血液から13種類のがんの有無を同時に診断できる検査法を国立がん
研究センターなどのチームが開発した。
がんが分泌する微小な物質を検出する。「腫瘍マーカー」を使う現在の血液検査と
比べ発見率が高く、ごく初期のがんも見つけられるのが特長という。
費用は2万円になる見込みで数年以内に承認を取る予定だという。
このようなニュースに接するたびに思うことがある。
世の中には「偽のがん情報」があまりにも多すぎる。特に本などにその傾向がある。
毎日新聞でも、がんのニセ情報に注意を喚起しているが、そのような記事の中に
「医師によく相談してほしい」と書かれている。
だが・・悲しいことに、医師にもわけのわからない医師がいるのだ。
私は「日本がん楽会(らっかい)を主宰していて多くのがん患者と関わっているが、
患者たちから聴く医師情報のなかに(なんでもあり)の医者がいるようです。
今日もその医院の看板の前を通りましたが・・医師に相談しても・・この医師では・・
と、思わなければならないのは悲しいですね。
がんは、それほどに多様であるということでもありますし、がんの告知を受けても
がんでない場合もあるのだから・・ややこしいです。
1滴の血で・・「がん」が容易く見つかり、命が救われるのなら全く依存はありません。
しかし、がんが見つかってから、辛い苦しい毎日になってしまうことがあるかもしれません。
早期発見、早期治療が必ず命を救うとは・・私は思っておりません。