中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

男女関係の考え方・国が違うとこんなにも違う

5月7日のフランス大統領決選投票で勝って、次期フランスの大統領
になるだろうと思われるエマニュエル・マクロン前経済相(39)には
25歳年上の妻、ブリジット・トロニュー氏(64)がいる。
えっ?と驚く歳の差ではあるが、この二人のラヴストーリが人気の
秘密でもあるらしいから・・フランスらしいとの言える。
 二人が出会ったのはフランス北部アミアンのハイスクールで、マク
ロン氏は17歳の高校生であり、トロニューさんは教師だった。
マクロン氏は、トロニュー氏との結婚を願っていたが、もちろん両親は
反対した。
なぜならばトロニューさんは既婚者で子供までいたからだった。
この二人が結婚にたどり着いたのは、トロニュー氏さん離婚した後の
2007年だった。
マクロン氏は29歳、トロニューさんは54歳になっていた。
結婚を前にマクロン氏は、成人になっていたトロニューさんの3人の
子どもたちの同意も取り付けた。
トロニューさんの娘はTVの取材に「ここまで慎重な姿勢で、事前に
私たちに許可を求めるほどの行動力は、誰にでもあるものではない」
 それでも、やはり結婚に反対する人もいたようだが、二人はそれを
乗り越えて結ばれた。
 フランス国民の大多数は、政治家のこの種の問題には関心が薄い
ようで、この二人の場合も、問題にはならなかった。
政治家の私生活を巡っては、他国で「スキャンダル」と見なされそうな
関係も、フランスでは、ごく普通に受け止められるようなのだ。
これまでにもオランド大統領は浮気現場をすっぱ抜かれ、シラク
大統領は不倫関係について公然と発言。
ミッテラン元大統領は不倫相手との間に子どもがいた。
 ちなみに米国のトランプ大統領は、3度目の妻であるメラニア氏より
24歳年上だが、そのことに目くじらを立てる人はほとんどいない。
マクロン氏とトロニューさんの関係について、フランスのゴシップ紙も
盛んに書き立てているものの、多くは批判よりも単純な好奇心であり、
選挙の争点にもならないし、秘密でもない。
トロニューさんとの夫婦関係が、政治家としてのマクロン氏の成長を
助けるだろうと思われているようだ。
こういう逸話が、彼には追い風となって大統領に選ばれるとすれば、
フランスと言う国は、なかなか味がある国だとも思える。