中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

米のシリア攻撃は「正義」か

シリア政府軍が化学兵器を使ったとして、トランプ政権はシリアの
軍事基地に対してロケット攻撃を加えた。ロケットは50発とも70発とも
伝えられている。
シリア政府のアサド政権は残忍な政治を行ってきたことで、反政府軍
生まれ、ISISまでシリアに入ってくることになった。
アメリカはこれまで反政府軍を支援し、ロシアが政府軍を支持してきた
ことが、ますますシリア情勢をややこしくしてきたのだった。
最近になって、アメリカも政府軍の支持する様子を見せ始めていた時に
今回の化学兵器が使用されたと思われる攻撃があった。
本当に政府軍が行った攻撃かどうかは疑わしいが、アメリカは政府軍の
仕業だと断定する根拠があるとしている。
 あのイラクへの攻撃も根拠があるとして大規模な戦争に突入したが、
国連による調査でも、なんの根拠もなかったことが後日に判明している。
 アメリカと言う国は、だれが政権を担おうが、戦争して兵器を使う機会を
待っている国だと断定しても良い。
アメリカと言う国は、武器製造に膨大な国費をつぎ込んでいる。トランプ式に
言うならば「たくさんの雇用を生み出している産業」である。
 作った武器は、旧式のものを外国に与えて「代理戦争」をさせる。そして、
機会があれば、新兵器を使う。今回は駆逐艦から発射するトマホークだった。
今回の攻撃で、その精度のテストにもなったことだろう。
めったにないチャンスを、今回使ったということになる。
中国首相との会談もあり、北朝鮮にも同じことをやりますよ・・と、見せつけたの
だろう。
国連で話し合う時間も待たず、即実行して見せたトランプの「会社経営的」視野でも
行動が、今後世界にどのような「大事件」を持ち込むのだろうか・・案じられる。