中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

世界の目は、英国の国民投票に注がれる

 EUに残るのか出ていくのか。
 英国の国民投票アメリカの大統領選挙以上に注目されている。
 アメリカの大統領選は、共和党のトランプ氏か民主党のヒラリークリントン
 の争いなので、ほぼ先が見えている。
 まさか・まさか・・トランプ氏を選ぶことなどないだろうと、大方の人は考えて
 いる。
 しかし、英国のEU残留問題では、国内できわどい争いが続いている。
 残留派の国会議員が殺されたということで、残留に意見を変えた国民が多く
 なるかもしれないとは思うが、ことは簡単ではない。
 もし、英国がEUから出ていけば、欧州はドイツの勢力が現在以上に強まり、
 英国の欧州への影響力が弱まることになる。
 まあ、ドイツに影響されたくないからこそ、EUから脱退せよという国粋主義者
 が煽って国民投票に持ち込んだという経緯もある。
 アメリカは、英国にはEUにとどまってほしいと願っている。
 ロシアは、英国のEU脱退を歓迎している。
 両国にとっても、この国民投票は世界の地政学上の大問題なのである。
 熟慮とは、何をどう考えるべきなのだろうか?
 いかなる選挙も、大きな一票を、どのように行使するかにかかっている。