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メイ英首相は17日昼(日本時間17日夜)、英国が欧州連合
(EU)から離脱する基本方針を示す演説を行った。
「はっきりさせたい。(EU)単一市場のメンバーではいられない」と
「はっきりさせたい。(EU)単一市場のメンバーではいられない」と
述べ、移民規制を優先し、EU単一市場から完全に離脱する考えを
表明した。
しかし、一方ではEU基本条約に則れば、EJ離脱は議会の承認が
必要ではないかとの訴えをうけて、現在、英最高裁で審議されていて、
近いうちに最高裁の判断が出ることになっている。
ロンドン高等法院は先月、英国がEU離脱手続きを正式に開始
するためのEU基本条約(リスボン条約)第50条発動には議会の
承認が必要になると判断。政府はこれを不服として、最高裁に
上訴していた。
メイ首相は、政府はリスボン条約第50条を議会の承認なく発動
できるとの考えを示し、来年3月末までに正式な離脱通知を行い
交渉を開始する方針を表明していた。最初に掲げたのは、メイ首相が
最高裁の判断が出る前に方針を明確にしたものだと考えられる。
万一、最高裁が政府の訴えを退ける場合、政府のEU離脱計画に
狂いが生じる可能性がある。
議会の承認を得るための審議に時間がかかるとみられるためだ。
また、可能性は低いものの、大半の議員が6月の国民投票でEU
残留を支持していたことから、議会がEU離脱阻止に動くことも考
えられる。
トランプ騒動あり、英国のEU離脱あり、今年は荒れますよ。