私は関西人なので「蕎麦」にかんして疎い。
本当のそばの味を知らないのだと思う。
だから、「鼻腔をくすぐる蕎麦の香り」などという表現にも
感動しない。
蕎麦は気温の高い地域より寒い気候を好むらしい。
だから関西には蕎麦処が少ないようだ。
兵庫県でも出石など蕎麦で有名なところがあるが、出石
へ行くよりも京都へ行った方がはるかに近いというイメージ
なので、出石まで蕎麦を食べに行こうとは思わない。
妻は福井の小浜生まれなので、子供のころから蕎麦を食べて
いたようで、そば粉を練ってつくる「そばがき」をよく食べたそうだ。
美味かったとは思えないけど、懐かしいという。
食べ物と作り方が似ているが、味も香りも全く違うのだろう。
蕎麦のことはわからないと書いたが、ざるそばなどは大好物
である。しかし、鼻腔をくすぐるようなざるそばには出会っていない。
新蕎麦!と看板に書いてあっても、とくに美味いとは思ったことは
ない。
蕎麦は、ベージュ色なのか、本当はもっと色が濃いものなのかも
知らない。本当の「そば」の味とはどんなものなのか、知りたいが
どこに行けば食えるのかも知らない。