中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

いじめ問題を考えましょう(5)

 今は、3世代で暮らしている家庭が少なくなっています。
ですから、日常的におじいちゃんや、おばあちゃんの姿を
見ることもなくなっています。
 祖父母と一緒に暮らせばよいことも悪いことも、それなりに
教育につながりますが、今では期待できません。
 先ず、現在「祖父母」になっている世代の人たちが大問題なのです。
私の場合は、もう1代前になりますが…。
言い換えれば、私たちの世代の人たちが悪かったのだと思っています。
戦中の苦しかった時代が終わり、子供たち(現在の祖父母にあたる年代)
を甘やかして育てた結果だと受け止めています。
 私の場合は「人生いろいろあって」(第1部~第3部)KINDLE 電子出版) 
をお読みいただければお分かりになるでしょうが、長女が大学に行きたい
と言ってきた時に、大学の近くの職安に一緒に行って、この娘に仕事を与えて
ください、娘は働いて大学に行きますから・・と、厳しく接しました。
 その娘は現在、夫と共に二人で淡路島でログハウスを建てています。
今年中には完成してレストランを開業するらしいので楽しみにしています。
 次女の方は長女が結婚してカナダに住む(相手は日本人)ことになり、
身軽になってほっとしていることだろう。妹の方は5年も前に嫁いでいるのだから。
 三女は学習塾を経営しているが、昨年50歳になってから神戸大学・理学部の
編入試験を受けて合格し、学びと仕事を両立させている。長男はあの山中教授が
iPS細胞を作った大学院生で次男は関西学院高校生と優しい亭主に恵まれている。
 「人生いろいろあって」にも書いたように、人生とは何かを乗り越えていかなければ
ならない。でも、今のように優しい友達の様な親ばかりだと、乗り越えるという「壁」
がない。
 私の場合は、私はなに一つもできなかったが、子供たちが立派だったのだと
思っている。私ができたのは「壁」を作ったことだった。