中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

子育てほど難しいものはない(1)

 街を歩いていて感じることは、子育てのむつかしさだ。

私の住む神戸市灘区は人口も多く学園都市だといってよい。

なにしろ神戸大学だけでも学生数15000人近いといわれている。

有名私立・中高や女子大学もある。これらの生徒たちが、ほぼ

1本の道を使って歩いて(あるいはバイクで)いるのだから、

多くの生徒をみる機会がある。別のところには市立のブランド

中学校もある。 そういうところに子供を入学させるために

移住してくる人もいるという。 人口密度もかなりあるので、

子供たちをみる機会はいっぱいある。 そして思う、子育て

は難しいものだなと。 しかし、先ほど書いた地域と言うのは

全国的に見てもレベルの高いほうだと思っている。こんなことを

書くと顰蹙を書くかもしれないが神戸には海から山手まで阪神

JR,阪急の三路線が走っていて、それぞれの沿線にそれぞれの

特徴がある。 沿線だけではなく、街にもそれぞれ特徴がある。

言葉遣いも違うように思うこんな狭いエリアなのに、意外と多彩

なのだ。住みやすい街もあれば住みにくい街もある。下町のほうが

住みやすいだろうが、ちょっと下品な人も多い。上品な人が多いと

思われる山手では、鼻持ちならない人もいて意外と住みにくい。

 子供たちは、そんな、こんな街で育っていく。わたしは、子供た

ちに関心があるので、子供たちの行動をよく観察してしまう。観察

するには恵まれた環境に住んでいるといっていいかもしれない。

 特に関心を持つのは親子連れだ。あの親あって、この子あり・・

などと昔から聞いてきた言葉だが、そうなのだろうか?と思いな

がら見る。 そういう場合もあり、違うなと・・思う場合もある。

優れた親とはどういう親なのかというのも難しい。一般的な観点

から素晴らしい子供を持っている親があるが、その子は、この親に

育てられたからこういう子供になったのかと・・いえば、違う場合

もある。 立派な子供を持った親は自分の子育てが成功したかの

ように思っているが、実は子供の方が賢かったからだよ・・と言い

たい場合もある。 早い話、親は子育ての素人ばかりなのだ。

子育ての専門家の親なんていないといってよい。わたしも子育てを

威張れない立場だ。最近のように一人しか産まないと、なおさら

未経験者が子育てをすることになる。二世代家庭も少なく祖父母

から教わることも少なくなってきている。  そんな素人両親に

育てられるのだから、失敗があって当然かもしれない。

 (次回に続く)