中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

子育ての難しさ、面白さ

 人生の中で子育てほど難しいものはないかもしれない・・とおもう。
結婚資格は、ある一定の年齢になると誰でも持っているが、子育てと
なると、だれも「子育て資格」など持ってはいない。 だから自分が
産んだ子は自分のものって考えている人も少なくない。
 ところがどっこい、子供は神様が下さったもので「自分の子」では
ないことが・・だんだんわかる人と、分からない人に分かれる。
 私は子育てについて多くを語る資格はないが、子育てを失敗した
結果による生徒を毎年200人も預かってきたので、なにがどうなる
のかについて知っているつもりだ。
 しかし、子供たちのその後の結果についてはまた別である。
親たちが方向付けをしてしまった結果の子供たちと、親が放任していた
子供たちの、その後の結果とは・・大まかだが違う。
 昨日、13年ぶりでに会った友人の子供たちの、その後のことを聞いて
やっぱりな・・と思うことが多々あった。 彼は、これほど楽しんで生きる
人もいるのかと思うほどに、遊び人だった。 そして器用貧乏だった。
 ゴルフはシングル、麻雀は牌を並び替えないでも打てるという名人級。
レストランをやっても、多くのメニューをすべて作れるが、彼は素人なのだ。
でもやれる・・が・・半年ほどでやめてしまう。 人も良いし、学歴もあり
一流会社に就職していた経歴もある。だが、家の中では子供はあまり
整理されていない部屋で、好き放題にさせていて、こんな子育てで大丈夫
か・・と心配するほどの無責任親父・・だんだん奥さんも・・同じように遊ぶ。
 ところがである。3人の子供たちはすべて素晴らしい伴侶を得て、どの
伴侶も公務員など失業の心配のない職業ばかり・・。 かれは「親をみて
いて、反面教師になったようだ」 子供たちのおかげで、俺はぜんぜん何も
していないにおだが・・」と言っていた。  方向性を強く押し付けた子供は
委縮するが、親に信じられていた子供は上手に育つものだ。
 わが子を信じることの大切さを思う。 信じられた子供は、素晴らしい答えを
生み出してくれる。自分の子供は自分のもの!と、強く思いこむことはやめ
ようね。 神様から預かっているだけ・・と思うことです。