中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

平成と言う時代(5)

平成の若者たちが読書離れしているのには憂慮している。
なぜならば読書こそ自分と言う一人の人間の可能性を、
無限大まで広げることができるものだとかんがえている
からだ。
 本は読みなれないと早く読めないし、1冊を読み切るのが
 面倒だと思う人が多い。
 でも、それは間違いで、なにも早く読む必要はない。
 私は遅読だが、ゆっくり読むので読後に鮮やかな記憶が
 残っているようだ。
 30歳代に司馬遼太郎さんの諸作品を読み始めてから、
 私と言う人間が様変わりしたような感じがしている。
 司馬さんは私の師匠だと勝手に思っている。
 司馬さんの作品の中では、小説よりもエッセイ集や対談集や
 街道をゆくシリーズなどが好きだ。
 私が「教育の原点をもとめて」を出版した時に、贈呈させて
 いただいたが、丁寧にも司馬さん直筆のお礼状を頂いたこと
 がある。
 宝物みたいなものなのに、海外移住したりしているうちに、
 どこかに失せてしまって残念だ。
 18年間、豪州・パースの邦人紙「JANEWS」に様々な
 分野のエッセイを書き綴ってきた。最後の3年間は自分のこと
 を書いたが、7月号でその役割も終えた。
 最後に書いた「人生いろいろあって」を1部、2部、3部に
 分けて電子出版する準備をしている。
 平成生まれの人たちに、「紙ではない本」で読んでいただき
 たいからでもある。
 キンドルなどのタブレットやパソコン、スマホでも読める。
 1冊100円での出版を考えている。平成と言う時代を考えて
 昭和のオジンが考えた手段でもある。