中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

雑なドラマ作り

 ドラマ大好き人間なので、よく観る。
 でもドラマの作り方が年々雑になっているようで気にいらない。
 ドラマつくりには予算が伴うから少々は大目に見ないといけないか
 なとも思うのだが、小道具のいい加減さにうんざりする。
 せめてドラマの設定に合わせた小道具を準備できないものかと
 おもう。
 こんなことが気になる人も、気にならない人もいるだろうな。
 所作もいい加減なものがおおい。
 ある時、稲刈りのシーンがあった。その場面は1分間もない。
 だのに・・・だから?? あまりにもいい加減な稲刈りの手つきに
 唖然としてしまった。ちょっと「わかる人」に教えてもらえば、それなり
 の手つきになり、シーンに重みが出るのにと残念に思う。
 そういう意味では、視聴者の中には「わかる人」が多いのだ。
 だからこそ、手抜きは止めてほしいものだ。
 もう一つ・・・最近のドラマは「漫画チック」なものが多すぎないか。
 原作が漫画と言う場合もあるが、そうではない場合でも漫画チックな
 ドラマの進行になっているのも多い。
 これは、若い視聴者に受けようとしているからなんだろうなと思う。
 たとえば・・なんだけど、今読んでいる「ドナウの旅人」(宮本輝著)と
 最近作の各局のテレビドラマを比べると、天と地とほどの違いがある。
 それは、当たり前のこととして受け取らなければならないのかな?
 あの向田邦子原作のドラマ化はどれも素晴らしいものだったよね。
 こんなことを書くから年寄り臭いんだよね。
 軽いものが多くなった。見るに堪えないものが多くなった。そう思うと
 クラシック音楽もバレエも、オペラも衰えていないね。
 観る目、聴く耳を持ったものだけの趣味の世界とは違うと言ってしまえば
 それまでだが。