中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

娘と孫と過ごした不思議な2日間

 まあ、なんとも楽しく可笑しな二日間だった。
 オランダに留学していた孫が帰国していて、一度おじいちゃんに
 顔を見せておこうと思ったのか土曜日にわが家に来ることになった。
 じゃ・・と言うことで、母親(3番目の娘)も淡路島から出てきた。
 彼女は先週も我が家に来ていて、神戸大学での勉強の様子などを
 聞いている。
 この親子は、飯よりも数学が好きということでは一卵性双生児的な
 ものがある。
 妻は昼は軽いものしか食べられないので、私と娘と孫の3人で「くら」
 で昼食をとった。待ち時間が40分あったので車の中で待ったのだが、
 数学論争的会話が続く。
 その後、わが家に戻ってからも二人は約2時間やっている。
 聞けば、電車の中でもやっていたらしく、隣に座っていたおばさんから
 「うちの息子も親に向かって偉そうな口を叩くのよね」と絡まれたそうな。
 実は数学論争をやっていて親子喧嘩ではないのだが、おばさんには
 そのように聞こえたらしい。
 二人の会話を聞いていてもさっぱりわからない。何しろ私は数学が
 大の苦手なのに、二人の会話は専門用語が飛び交うものだから、知らない
 人が聞いていて親子喧嘩のように勘違いしたのも無理はない。
 そばにいて、不思議な光景だった。とても話に入っていけないので我々
 夫婦は毎日新聞クロスワード解きに向き合っていた。
 母親の方は時間が来たから淡路に帰った。なにしろ彼女は大学生と
 塾経営の両刀使いなのだから。
 母親が出て行って、やっと孫の話を聴くことができた。
 大学院で何を研究しているのか。将来の進路をどう考えているのかなど
 も聞いた。彼は国立奈良先端科学大学院大学の博士後期課程に在学
 中なのだ。あの山中教授がiPS細胞を研究した大学である。スーパー
 大学として政府から指定されている将来性が期待されている大学院でも
 ある。研究の詳しいことはここでは書かないが、面白い話だった。
 彼はウイスキーに凝っているので、ヨーロッパへ行ったついでに何かを
 見つけたのかなと、話を振ると、そこから彼の大演説が始まった。
 スコットランドアイラ島と言う淡路島ほどの大きさの島があって、そこには
 8か所のウイスキー醸造所がある。
 朝ドラの「まっさん」放送後にNHKの番組にアイラ島の特集があったので
 彼の話が手に取るように分って面白かった。
 彼は、写真にも凝っていて、アイラ島などで撮った写真の中に凄い作品が
 あった。かれの撮った写真には光を感じる何かがある。
  光のグラデーションを意識しての作品がいいなと思った。
  わが家に1泊して日曜の夜に帰って行ったが、私にとっては冥途への土産
 話ができたような心地でいる。
 実は、彼の弟の話も書きたいのだが、詳しいことは今書くわけにはいかない。
 ある私学高校の難しい試験にトライし、その上に野球選手としても頑張っている。
 今は1年生として一生懸命励んでいる最中だ。
 彼が、レギュラーの選手になれたら、皆さんに応援していただくために紹介しよう
 と思っている。
 この孫がレギュラーになり、試合を観に行ける日が来ることを期待しているのだが・・。