中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

ネパール大地震は想定外の地震だったようだ

 今回のネパール大地震は以前から予測されていた地震だと思われていた。
 地震は陸側のユーラシアプレートと海側のインド・オーストラリアプレートの
  衝突帯で起きた。
 この地域はM7以上の大地震が繰り返し発生していることで知られるが、
  今回の震源の位置や深さから、過去の特徴とは異なる巨大地震だった
  可能性があるようだ。
 私が生まれた年の1934年のM8.3の地震(死者1万人以上)など従来の
 巨大地震は、プレート境界より南側の浅い領域で起きたと考えられていたが
 今回の地震と余震の震源はそれより北側のやや深い部分のようで東京大地震
 研究所の綾瀬教授(応用地震学)は、「想定と異なる巨大地震が起き得るという
 ことを日本も教訓にすべきだ」と仰っている。
 それにしても、プレートの動きとはなんと巨大な力によるものとかと驚く。
 日本の場合のように、周囲が複数のプレートに押されている場合は分りやすいが、
 陸側のユーラシアプレートと海側のインド・オーストラリアプレートの 衝突帯と言うと
 インドと言う大きな国の海側ではなく山側なのだ。
 世界最高峰のエベレストには、貝殻など海の生物の痕跡がたくさん残されていて、
 かつては海底であったとされるが、今もなお、巨大なインドの国土を載せてプレートが
 移動していることに私は驚く。
  今回の地震のエネルギーは、阪神淡路大震災の30倍だともいう。地球とはなんと
 いうすごいものなのだろう。そしてなんと自然は恐ろしいものなのだろう。
  地震がどこで起こるか(人口密集地か過疎地なのかなど)で、被災者数が異なってくるし、
 その時、どこにいるかで人の運命も違ってくる。
 天災の多い国に住むものは覚悟がいるようだ。日本周辺のプレートにはたっぷりと
 ストレスが溜まっているようだからいつ地震があっても不思議ではないのだ。